桜高鉄道倶楽部れんらく帳

カテゴリ: 聲の形

 極上音響で名高い立川シネマシティにて、映画「聲の形」Blu-rayに収録された新規音声トラック“inner silence”の極音上映会開催が開催され、音楽を担当された牛尾憲輔さんの舞台挨拶がありました。

 前回に引き続き、“inner silence”上映後の舞台挨拶をレポート。今回は専門的な用語やアートに関する牛尾さんの考えの話もあり、いつにも増して難しめな内容でした。正直、捉え方が間違っている箇所などもあるかもしれませんので、違いがあればご指摘頂けると幸いです。

日時:2017年6月24日15:30回上映前/上映後
会場:立川シネマシティ
登壇者:牛尾憲輔
司会:ポニーキャニオン 中村
※敬称略
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前回記事:牛尾憲輔さんが語る「聲の形 inner silence」観賞への3つの心がけ
http://htt123.blog.jp/archives/1066601088.html
関連記事:幼少時の将也のイメージ「ハンバーグ」は牛尾さんが元ネタ!?映画「聲の形」スタッフトーク付上映会レポート(登壇者:山田尚子、牛尾憲輔)
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中村:“inner silence”ご覧いただきありがとうございます。

牛尾:お客さん残ってた(笑)

中村:では、“inner silence”上映も終わったところで、作品についてじっくり語ってもらいたいと思います。繰り返しになるかもしれませんが、最終的な“inner silence”の成り立ちについて教えて頂けますか。

牛尾:「聲の形」をつくるにあたって、山田(尚子監督)さんと、コンセプトワークとして作品に合う絵画や彫刻などの抽象的な話がコアにあって、コンテや音楽になりました。作品の根底にあるものとして、コンセプトワークの初期では体内の音というイメージがあった。これは将也が耳を塞いでいても聞こえる、耳が聞こえない硝子でも聴くことのできる音で、世界がどうしても許してしまう音です。

耳を凝らすと入ってくる小さな音やノイズなどの世界を取り囲む音を作品の音楽の中に取り込みたいと思い、衣擦れやピアノのイスの音等々、作品に取り込みました。

「聲の形」は将也の成長譚で、彼の物語として生きるための練習、それは人とコミュニケーションを取るためにトレーニングで、(映画の)2時間9分の中で将也を取り巻く世界の美しさを知ります。

人生の練習として、さらにこの後に世界の美しさを知るような練習曲、指の運びの練習をするだけでなく曲の美しさを知るというコンセプトから、バッハの「Invention」が導き出されました。

体内の音として、ピアノの弦やハンマーの音も取り込んでいます。

この「Invention」を(映画の)2時間に引き伸ばすとどうなるんだろうと拡大したものが“inner silence”です。
エンタテイメントの形に押し込んだのが本編で使用されている楽曲です。

最初につくった“inner silence”の原型からBlu-ray収録用に今回の“inner silence”が出来上がりました。

中村:最初にこのコンセプトを思いついた時の感想はどうでしたか?

牛尾:素晴らしい発想だなと。
「聲の形」は7巻分の原作を2時間にしているので、(駆け足になりがちな)体感時間をゆっくりとしたものにしてくれ、その意味でも凄いと思いました。
すぐにつくって中村さんに送りました。

中村:大興奮でしたよね。

牛尾:鶴岡さんに怒られるかと思ったら、凄くノリノリだった。

中村:みんなノリノリでやっちゃいなよという感じでしたよね。
“inner silence”を形にしようということになった際、制作時にはどんなことを考えましたか?

牛尾:“inner silence”は本編が終わった後に制作をはじめました。「Invention」をアナリーゼ(解析)すると3分割できたのでそれぞれ本編に対応させた。“inner silence”の「ゴー」って音もピアノの音と元につくっています。

将也の練習は最後の文化祭での耳から手を離すシーンで終わりになりますので、「Invention」も文化祭で終わるので、その後はlit(var)を消化して盛り込みました。
ひとりよがりでなくて、コンセプトワークのルーツを大事にしようと心がけました。

中村:“inner silence”はよく聞くと時間軸によって肌触りが違ったりうねりがあったりしますが、何レイヤーくらい使っています?

牛尾:レイヤー数は少ないですが、1回の演奏で色々な表現をつくっています。

中村:シンセサイザーならもっと簡単に色々な表現ができたかと思いますが、何故ピアノにこだわりましたか?

牛尾:ノイズをコントロールするために、例えば実家のピアノはズレがあるんですが、そういうったことを把握している必要がありました。

劇場がピアノの中にあるようなイメージです。鍵盤が叩かれると、ピアノ内部での動きや音があり最後に押された鍵盤が跳ね返る音までも響くような。

中村:ここで少し販促しても良いでしょうか。
きゃにめにて「聲の形」のパッケージを購入すると“inner silence”のOriginal Sound Trackが付いてきます。

映画『聲の形』Blu-ray 初回限定版

牛尾:本編のサントラのB盤のジャケットと合わせるとめっちゃかっこいい。

牛尾:話したいこと話していいですか。
ネットで「“inner silence”は硝子の視点なのかも」という意見を見まして、Blu-rayでは最初“inner silence”を選択したら自動で字幕がONになる設定にしようかという話もあったんですが、やはり文化祭のシーンでこれは将也の話だということになり、コンセプトワークの時からずっと将也の話だったんだなと思いました。

中村:Blu-rayではメニューの音も牛尾さんが新規で描き下ろしたんですよね。

牛尾:メニューをつけっぱなしにしたらプレイヤーがスリープしてしまってエンドレスで聴けないという。

中村:2016年年末に「聲の形」極音上映会用に監修した際に立川シネマシティの音響を想定して“inner silence”をつくられたとか。

牛尾:最高の環境で上映して頂いて感謝です。2回、3回と上映できたらいいなと思います。
ベンヤミンが『複製技術時代の芸術作品』で、写真などの複製技術時代の芸術作品ではアウラが凋落すると指摘しているが、特定の劇場のために調整した音響で1度だけ映画を上映することは、映画という複製作品にアウラをもたらすんでしょうか、誰か芸術哲学を専攻されている方とかいらっしゃったらコメントとか頂けると。
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24 JUNE 2017 ONE DAY ONLY

中村:最後に牛尾さんから一言。

牛尾:こんなハードコアな企画にお越しいただきありがとうございます。これも「聲の形」のもつ力だなと思いました。また通常版の極音上映とかもやりたいですよね。

中村:(スタッフに確認しながら)あ、あと15分くらいあるんですね。

牛尾:何か質問ある方とかいらっしゃいます。

質問1:過去の山田尚子監督、鶴岡音響監督がタッグを組んだ作品をどういう風に捉えていますか?

牛尾:「たまこラブストーリー」が好きです。特にみどりちゃんが好きです。
彼女があの年で抱えている悩みが自分には理解出来ないことが凄く理解できた。触感をすごく的確にとらえていると思いました。

自分に「聲の形」の話が来た時は死ぬかと思いました。
「聲の形」の話を頂いてからは、怖くて観られないです。ファンだった時代には全部観ていました。

質問2:「聲の形」上映当初、字幕について聴覚障害をテーマにしているのに字幕有りの回が少ないと問題になりましたが、今回の“inner silence”で字幕を付けなかったのは何故ですか?

牛尾:字幕を今回外したことについて、聴覚障害をテーマに扱っているが、それが主題ではないからです。
あくまでも将也の物語で、たまたま彼の側に聴覚障害者がいただけで、字幕をつける必要性を見出だせなかったからです。
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質問3:作品づくりにおいて偶然がハマることもあるかと思います。偶然と必然かについてどう思いますか。

牛尾:偶然生まれてきたものと、自分自身で考えて生まれてきたものがあり、そこに作家性が出るという考えもあります。
偶然生まれてきたものを許す、これを選択したのも僕の作家性です

中村:時間になりましたので最後に一言お願いします。

牛尾:本当に来て頂きありがとうございます。
理解ある方に恵まれ幸せです。
皆さんに支えられつくることができました。スタッフ一同にかわりお礼申し上げます。

 極上音響で名高い立川シネマシティにて、映画「聲の形」Blu-rayに収録された新規音声トラック“inner silence”の極音上映会開催が開催され、音楽を担当された牛尾憲輔さんの舞台挨拶がありました。

 上映前と上映後に舞台挨拶があったので、先ずは上映前の舞台挨拶から。牛尾さんから“inner silence”を観るにあたっての心がけについて説明がありました。
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日時:2017年6月24日15:30回上映前/上映後
会場:立川シネマシティ
登壇者:牛尾憲輔
司会:ポニーキャニオン 中村
※敬称略

 今までどおり、ほぼ自分のメモ用にですがトークショーの様子を纏めてみました。一部聴き逃しやメモ間違い微妙なニュアンスの違い等あるかもしれませんが雰囲気だけでも味わって貰えたら幸いです。
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中村:「聲の形」で音楽制作を担当したポニーキャニオンの中村です。本日はよろしくお願いします。

牛尾:「聲の形」音楽担当の牛尾です。“inner silence”の上映、本当にやっちゃいましたね。

中村:埋まるかどうか本当に不安でした。みなさん、どういう上映かわかってらっしゃいますよね?(笑)
今日は特殊な上映になります。

牛尾:控えめに言って特殊です。

中村:“inner silence”最初で最後の上映になるかもしれません。本日来られているお客さんは改めて“inner silence”の説明をしなくても大丈夫ですよね?

では、上映時の心がけを牛尾さんにお願いします。

牛尾:つくったものに対して製作者側から「こういう風に観て下さい」というのは心苦しいですが、内容が内容なので、比較的見やすい見方をお教えできたらと思います。

1.作画に集中。
京都アニメーションさんによる世界最高峰の気合が入った作画です。
このクオリティが何故、定時帰りでつくれるんでしょう。
通常上映だと、喋った話者を観たり、効果音の元を辿ったりするかと思いますが、“inner silence”ではそういった音がないので純粋に作画を楽しめます。
自分も改めて、話していない時の植野のダラっとした顔がかわいいとか、水門市の風景が綺麗だとか再発見できました。

2.寝る
(会場から笑い)
寝るためにどれだけ音響調整を駆使したことか……。
ライブも含めて、こんなに気持ち良いステージは人生に一度あるかどうか、陶酔してみてください。

3.前のめりに前傾姿勢で観る
通常の映画は、受動的に情報を受けているかと思いますが、この“inner silence”ではぜひ能動的に、例えばこの場所にはどんな風邪が吹くのか、匂いはどうなのか等考えながら観て下さい。

“inner silence”は立川シネマシティに合わせて音響調整してつくりました。
とてもハードコアな内容になりますが、これからの2時間楽しんで頂けたらと思います。

 6月7日は「聲の形」のヒロイン、西宮硝子ちゃんの誕生日です。しょこたんイェイ〜!
(咲-Saki-界の風習を別の作品にも持っていくスタイル)

 映画「聲の形」では、途中、花火大会のシーンで将也が硝子に尋ねたことで誕生日が6月7日と判明しますが、実はもっと早く6月7日が誕生日ではと推測できるシーンがあります。

 そのシーンとは、佐原さんを探しに太陽女子学園に行く途中の車内でのメールやり取りからこのシーン。
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 実はこの時、将也の携帯に初めて硝子からメールが届くわけですが、アドレス帳に登録されていないのでメールアドレスがそのまま見えます。

 差出人のアドレスを注意深く観てみると「nichinichisou0607moko...」と「0607」と誕生日がアドレスに入っていることが分かります。
 映画観てる際、このことに気付いた時は思わず膝を叩きました。ほんと細かい。

 これだけだとあんまりなので、映画観て貰った硝子のフィルムをアップしてみますたり。硝子は沢山引いているので、本当に良いシーンだけ厳選して。
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 5月17日の映画「聲の形」パッケージ発売を記念して、「聲の形」リバイバル上映と舞台挨拶が行われました。今回は「聲の形」舞台挨拶史上初の、山田尚子監督の登壇がありませんでした。

 舞台挨拶前には、Blu-ray初回限定版映像特典の新規アニメーション「恋をしたのは」、「speed of youth」がフルサイズで流されました。

日時:2017年5月21日20:30回上映前
会場:丸の内ピカデリー2
登壇者:早見沙織(西宮 硝子役)、金子有希(植野 直花役)、石川由依(佐原 みよこ役)
司会:松竹 向井
※敬称略
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 今までどおり、ほぼ自分のメモ用にですがトークショーの様子を纏めてみました。一部聴き逃しやメモ間違い微妙なニュアンスの違い等あるかもしれませんが雰囲気だけでも味わって貰えたら幸いです。
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司会:今回はパッケージ発売を記念してのリバイバル上映&舞台挨拶ですが、まずは皆さんからご挨拶をお願い致します。

早見:本日はお越しいただきありがとうございます。西宮 硝子役の早見沙織です。公開から時間が経っても、皆さんと時間が共有できて嬉しいです。

金子:植野 直花役の金子有希です。本日は沢山の方に集まって頂き嬉しいです。本当にこの3人が揃うのも久し振りです。楽しんでいって下さい。

石川:佐原 みよこ役の石川由依です。本日はお越しいただきありがとうございます。今日が、映画館で「聲の形」を観る最後の機会になるかと思います。楽しんで貰えたら嬉しいです。

司会:では質問コーナーにいきましょう。改めて現在のお気持ちは如何でしょうか。

早見:時間が経つのは早いですよね。アフレコから1年があっという間で、もうパッケージが発売するんだと改めて思いました。

金子:「聲の形」は長い間上映が続いていたので、パッケージ出るまでが早い気がします。

司会:大垣コロナシネマワールドではなんと8ヶ月ものロングランでした。
金子さんは大垣にも行かれたんですよね。

金子:大垣にはイベント(2017年4月2日の「アニメフェスティバルおおがき」での岩田光央・外崎友亮両氏との声優トークショー)で行ったのですが、本当に映画のままで感動しました。特に川の水草がそのままで感動しました。行ったのがアフレコ後だったんで、アフレコ前に行けたら良かったです。
皆さんにもぜひ観に行ってもらいたいです。

石川:「聲の形」はもともと原作から読んでいまして、自分が立ち止まった時に読み直したりしていました。今回、漫画以外に映画という形でパッケージ発売となったので、自宅でも観られるようになりました。皆さんも立ち止まった時に観て貰えたらと思います。

パッケージが発売となったので今度、友達と上映会をしようと思っています。

司会:ここで山田尚子監督からの手紙を紹介したいと思います。

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丸の内ピカデリーにいらっしゃる皆さん、早見さん、金子さん、石川さん、こんばんは。監督の山田です。
今回はパッケージ発売記念の上映会ということで、遠く東京へ思いを馳せお手紙認めました。
「この映画は関わったスタッフみんなで夢中になってつくりあげた作品です。本編もさることながら、特典やパッケージデザイン、 メニュー画面など、隅から隅までスタッフの愛の結晶でできた初回限定盤。本当にお勧めです」(カッコ内は公式ニュースより引用)

追伸1 BOXから特典から豪華なパッケージ版は本当にオススメです。

追伸2 司会の向井さんが噛まずに読んでくれたらうれしいです。
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司会:以前、早見さん、入野さんの2人のお手紙を読んだ際に噛んでしまいまして……。

早見:あ、そうだったんですか。今回は噛まなかったですね(笑)

司会:今回で30回目の舞台挨拶ですが、早見さんは最初はここ(丸の内ピカデリー2)での完成披露上映会で舞台挨拶されましたよね。

早見:「聲の形」はここで始まり、またここに戻ってこれましたね。

司会:今回のパッケージですが、蓋を開けると硝子と将也のイラストが出てきます。

早見:画面がやさしい。

金子:特典映像がとてもステキですよね。あれだけで泣けます。
監督はお花にこだわる方なので、花言葉を調べてみると面白いですよ。

司会:新規アニメーション「恋をしたのは」にもお花が出てきますね。

早見:スタッフ陣の愛情が凄く籠もっていますよね。

金子:オーディオコメンタリーも観ましたよ。

早見:私は監督と悠木碧ちゃんと出演しました。

金子:コメンタリーは、普段は聞く事のできないスタッフさんのこだわりが凄く面白かったです。花火のシーンとかなるほどと思いました。

司会:大切なことを聞くのを忘れていましたが、今回初めてご覧になられる方いらっしゃいます?

(会場から数名挙手)

早見:公開から時が経つほど、初めての方に来て頂けるのは、作品が広がっている感じがして嬉しいですね。

司会:アフレコの思い出話とかありますでしょうか。

早見:役柄が難しく緊張してました。
まさに、この作品の空気が乗っていたようなアフレコ現場でした。

金子:アニメのアフレコは久し振りで緊張しました。知らない人ばかりでどうやって現場に入っていこうかと思いましたが、めっちゃ話しかけてくるなと思われていたらどうしよう。

早見:だいたい2日間で録りましたよね。

石川:みんなで集まって録りました。

司会:京都の舞台挨拶を今回の3人と山田監督でまわったのですが、すごい大雨で渋滞にも遭い大変でした。なんとか開始5分前に会場入りできました。

石川:なんとかリップだけ塗っていきました。
向井さんが話を伸ばし時間をつくってくれました。

司会:自分はズブ濡れの状態で舞台挨拶しました。

早見:(会場に着くまでは急ぎましたけど)トーク内容には急ぎはなかったですよ(笑)

早見:最近になって、海外からの反応がいま頂けて嬉しいです。

金子:アメリカ人からのリプとかtwitterで来ました。
「アメリカじゃあまだ観られないよ」とか。
英語なんで一所懸命解読しています。

石川:世界各国普遍的なものなんですね。

司会:監督も海外で講演してきましたよ。

金子:それは英語でですか?

司会:いや通訳さんが入っていました。
先日も、第26回日本映画批評家大賞アニメーション部門で作品賞を頂き、西屋さん(キャラクターデザインを担当)が緊張しながら登壇してました。

金子:スタッフ陣のコメンタリーのこだわりは感動しました。

早見:アニメは絵も話しも何ひとつ欠けても駄目ですよね。

司会:お気に入りのシーンとかありますか?

金子:(劇中のポーズをとりながら)あー、でもこれネタバレになっちゃう。
早見:劇中の小物がかわいいと思いました。監督の愛情を感じます。

石川:しそジュース飲みたい。

金子:私は目玉焼きを食べたくなります。

司会:それぞれ演じられたキャラクターについて語って下さい。

早見:硝子に対しては(アフレコ時の)演じている時に思ったことと、今現在感じていることにブレがありません。1人の人間として生きています。硝子はそれを人一倍感じさせてくれるキャラクターです。
(アニメのキャラクターはこの子はこういう性格といった風に)、属性だとかラベリングとかしたくなりますが、聲の形のキャラクターには、そういうものがなく、みんなが(1人の人間として)いろんな面を持っている、まさに集大成(途中、言葉が出てこなくて何度も言い間違える)です。

金子:植野と私は似ているところがあるなと感じています。とても人間臭いキャラクターです。
京都アニメーションさんの作品にはもう一作品(たまこまーけっと/たまこラブストーリーの常盤みどり役)出ていますが、この子も表面上は笑いながらも内心は違うことを思っている、2つの感情を持っている。
植野がずっと大事にしているものーーあ、言えないんだっけ(笑)。小学生から大事にしているものがありまして、これがあるから、こういう風な言い方になるんだと、なるほどな思って貰えたら。

石川:佐原は誰より弱虫ですが、自分で克服ができる、強くなろうと思える子です。
自分に似ているというよりも憧れです。
最後のシーン以降も佐原の話は続きますが、解決出来ていないけど明日も生きていこうという人間らしい感じが佐原さんの魅力だと思います。

司会:最後にひとことお願いします。

石川:今日はお越しいただきありがとうございました。
私は原作から好きだったので、楽に観られる作品ではないですが、最後まで観てもらったら、何か心に残るモノがある作品だと思います。(原作と違い映画は)2時間で観られるので、何か立ち止まった時にでも観直して貰えたら、あなたに寄り添っていけるような作品であったらと思います。

金子:沢山の方に来てもらって、何回も観てもらってうれしいです。
映画館で観るのは、これが最後になるかと思いますが、何かを感じてもらえたら嬉しいです。
沢山のキャラクターがいるので、どこか共感できるところがあると思います。考えながら何度でも観てもらえたら嬉しいです。

早見:今回はお越しいただきありがとうございました。
30回目の舞台挨拶如何でしたでしょうか。
これから「聲の形」を観てもらって、その後の家に帰るまでのいつもの帰路が、いつもとは違うように感じられるような作品だと思います。

同じ映画でも、観る度に毎度違う1回だったと思わせるような作品だと思います。いろんな刺激を受けて頂けると思います。

 現時点で、映画「聲の形」を76回観賞しているセカイです。

 Blu-rayの発売まで1週間を切りましたが、今まで観賞してきた中での気付きを時系列に沿って箇条書きで挙げていきたいと思います。
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 因みにセカイは原作漫画を1巻しか読んでおりませんので、原作既読者から見たら的外れな指摘等あるかと思いますがご容赦下さい。

 なお、以前の考察で指摘した通り将也の小6時は2008年、高3時は2014年としています。

参考:【映画「聲の形」考察Vol.1】「月の形」から導き出す「聲の形」の暦

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■将也【小6】
将也のクラスは6-2

・4月10日(木):硝子が転校してくる。
日直は林、瀬戸。
※黒板より
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この日の時間割は
1限:国語
2限:家庭科
3限:社会
4限:算数
5限:理科

・4月16日(水):聞こえの教室の喜多先生がやってくる。
日直は森笠、山内。
※黒板より
硝子が佐原さんに名前「佐原みよこ」の手話を教える→指文字じゃない。

この日の時間割は
1限:国語
2限:書写
3限:道徳
4限:体育
5限:算数

・4月22日(火):黒板に硝子の悪口、佐原さんはこの日以前より登校しなくなる。
日直は澤崎、?
※黒板より

・9月?:西宮家に謝りにいく
※「5ヶ月で8個の補聴器が故障・紛失」より

・10月8日?:硝子と将也のぶつかり合い
日直は林、木村。
※黒板より(ボケててハッキリとは確認できず)

・10月8日以降:「西宮さんは転校しました。」

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■将也【高3】
将也のクラスは3-B
将也の教室の廊下を挟んで向かい側に「410」表記の部屋があるから4階と思われる。
※なお校舎のモデルとなった駒込学園 駒込中学・高等学校では「400」となっています。
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・4月9日(水):バイトやめる
※将也の部屋のカレンダーより

・4月10日(木):業者ひきとり
※将也の部屋のカレンダーより

・4月14日(月):銀行
※将也の部屋のカレンダーより

・4月15日(火):最終日、硝子と会う
※将也の部屋のカレンダーより

・4月22日(火):手話教室へ行くも硝子とは会えず、永束君と友人に
※毎週火曜日に手話教室に硝子が来るとの発言より
「いいパンだよ、食べる?永束君」のシーンで、柵に隠れているが永束君の手で喜びを表現している。

・4月29日(火):手話教室へ、結絃に邪魔されるも硝子と会える
※毎週火曜日に手話教室に硝子が来る、「この2週間、友達の意味をずっと考えていた」との発言より
→昭和の日で祝日ですが、将也、硝子ともに学校はあった。

手話教室での永束君と結絃のやり取り。
結絃「ぜってーうんこだから」
永束「このおしゃれな髪型が理解できないような……」
手話教室おばちゃん「あら、あなたこないだの」→将也が以前、硝子の事を聞いた人。
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・4月30日(水):将也登校するも川への飛び込みのネットへの投稿の件で学校から1週間の謹慎処分を受ける。この日まで将也の制服は冬服。

結絃の投稿内容「俺に勝てる奴いるの?#東地高 #イケメン男子 #可愛い猫 #癒やし画像 #綺麗な風景 #お花見スポット #オススメグルメ #アイドル画像」369RT イイネ248

・5月1日(木)〜5月5日(月)?:
将也、姉に頼まれマリアを迎えに行く。公園にて結絃に出会い連れて帰る。
深夜に結絃を家まで届けた際の月は満月→この日程で満月はおかしい。
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・5月6日(火):将也を永束君が訪ねる。永束君、結絃を硝子の妹と知る。
永束君は制服、将也は私服なので、5月1日から1週間の謹慎中の期間の出来事、かつ橋の上で鯉に餌をあげる硝子に永束君を紹介するシーンがあるので火曜日と推測される。
将也が永束君を硝子に紹介する際は、名前を指文字で紹介。硝子もそれに合わせて佐原さんを指文字で表現したと思われる。(小学生時に佐原さんに名前の手話を教えた際には指文字ではなかった)

将也は硝子に携帯のアドレスを教えようとするも、この日は佐原さんに話題が移り教えられず。

・5月7日(水):将也の謹慎はこの日まで。

・5月8日(木):
※黒板より
永束君に佐原さんの件を尋ねられたことからも、この日が謹慎明け初日。
川井さんに佐原さんの通う学校を確認。

・5月8日(木)以降?:
5月8日当日に太陽女子学園へ向かったか、それとも後日にしたかは不明?
将也が結絃にその件を連絡し、結絃が硝子にそれを伝えるくらいの時間はあった。

佐原さんに会いに太陽女子学園へ向かう。
太陽女子学園までの乗車料金は240円。(実際、モデルとなった大垣駅から岐阜駅までの料金も240円)
途中の電車内で硝子から将也へメール。
携帯に名前ではなくメールアドレス表記あったため、この時まで将也は硝子のアドレスを知らなかった。
なお硝子のアドレスは「nichichisou0609@mokomo.ne.jp」
後に硝子の誕生日が6月9日と明らかになるが、実はアドレスに誕生日が含まれている。
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太陽女子学園駅のエスカレータで将也・硝子は佐原さんと偶然すれ違い。佐原さんから「しょーちゃん」と声をかけられ将也が反応。→小学生時代のあだ名が「しょーちゃん」だったのと、硝子は耳が聞こえないから。

将也、バイトでにゃんにゃん倶楽部の割引券を配布している植野さんと偶然遭遇する。

・5月9日(金)以降?:
佐原さんから将也にメールが来る。
なお佐原さんのアドレスは「miyoko_s@mokomo.ne.jp」

にゃんにゃん倶楽部の割引券を見た永束君、鼻の穴が広がる。
にゃんにゃん倶楽部にて、植野さん、フードを被りマスクをしているにも拘らず将也に気付くのに、将也は髪型変えて眼鏡をした植野さんに気づかず。

・5月?日:硝子、将也に「好き」と告白。
結絃が将也に「鯉大量発生、パン持って来い」メールを送った際の履歴に5月12日(火?、日付と曜日が不一致)の表示
「今日」・「昨日」・「木曜日」等の表記で無いから、将也とのやり取りからは1週間以上経っている5月19日以降と推測される。
月が二十六夜(三日月を反転させた形)であることから5月25日以降辺りか。

・6月?日:川井さんが髪型変える。
※黒板より

・6月3日(火):川井さんと佐原さん再会。
将也が硝子を遊びに誘う。
硝子が橋で鯉に餌をあげる予定だったがお腹が痛くて来ないとのことなので火曜日、かつ将也が硝子を遊びに誘った際に映った月が三日月なのでこの日と推測される。

・6月7日(土):硝子の誕生日(後日判明)

・6月?日:みんなで遊園地に。
「今度の休みにみんなで遊びに行くことになったんだけど……」

・6月?日:結絃が将也に、硝子と植野の観覧車での盗撮映像を見せる。
※将也の部屋のカレンダーが6月なので6月中の出来事。

・7月22日(火):橋の上でのぶつかり合い
※黒板より
「来週から夏休み〜」より7月28日(月)から夏休み?

・8月10日(日)付近:西宮いと亡くなる
※満月の描写あり、2014年8月の満月は8月11日(水)
※通常通り亡くなった後にお通夜→葬儀が行われたとすると日程に多少ズレが生じる。

・8月12日(火):西宮いとの葬儀
将也が橋まで来て「今日は来ないのか」と言っていたので火曜日と推測。
また8月15日(金)が友引なので、葬儀は15日以前に行われたと推測。

・8月13日(水)〜8月18日(月)の間
・将也から硝子へメール「明日どっか行かない?」

・将也と硝子、養老天命反転地等へ行く。

・将也「怪獣のバラード」歌う。

・「今日は結絃も一緒か映画でも行くか」
→映画は硝子が居るから字幕のある洋画を観たのでは?

・8月19日(火)
手話教室→Fresh Kitchen。
手話教室があるのは火曜日なので、この日程と推測。

将也「明日もどっか行こう」
結絃「明日はだめ、予定ある」

・8月20(水):西宮八重子の誕生日(44歳)
将也、硝子、結絃の3人でケーキ作り。
結絃「次の火曜日花火大会じゃん、一緒にいこうぜ」

・8月26(火):(何故か平日の火曜日に)花火大会
硝子の誕生日が6月7日と判明。(硝子のメールアドレスから推測も出来たが)

花火のシーンで石田家、佐原家、植野家、真柴家、永束家で花火見ているシーンがあるが、植野家だけ明らかに音が大きいので花火大会会場に近いと思われる。

硝子が花火大会から帰宅する際の将也との手話でのやり取り。
将也「またな」
硝子(少し考えた上での)「ありがとう」
→この時には自殺を考えていて「また」が無いことがわかっていた。

・9月25日頃?:将也目覚める
夜で空の描写があるにも拘らず、全く月が出てこないので新月か?
2014年9月の新月は25日
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将也、回想シーンでの「もうすぐ火曜日が終わる」
→このシーンは当初の将也の最終日であった4月15日(火)(将也が硝子と再会した日)に続くものであるので、この日と、将也が眠りについた花火大会のあった火曜日、2つの意味を含んでいると思われる。

・9月?日:将也、帰宅。
「お客さん着きましたよー」の後、車を停めるシーンでナンバープレートが見切れるスクリーンが多々あり。(有名所では新宿ピカデリーの1番スクリーンとか多数)
なお車のナンバープレートは「7108」。

・9月末?:西宮八重子が石田家に。
カット&パーマは8,500円〜

結絃が冬服で、勉強を教わりにやってくる。
※将也の部屋のカレンダーが9月なので9月中だが、結絃が冬服を着ていることからも末日辺りだと推測できる。

・10月初旬:学祭
将也のまわりの人の顔からバツが外れる際、永束君から自転車を強引に借りようとしていた人居ない?

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