桜高鉄道倶楽部れんらく帳

カテゴリ: 聲の形

 劇場で映画「聲の形」を66回(+1回)観ているセカイです。
それはさておき、2月8日に養老鉄道さんから映画「聲の形」×養老鉄道コラボグッズ発売のお知らせがありました。

映画「聲の形」×養老鉄道コラボグッズを発売します!
映画「聲の形」×養老鉄道コラボグッズを発売します! 
http://cug.ginet.or.jp/yororailway/oshirase/annex/421_Field05.pdf

「映画『聲の形』記念きっぷ」と「映画『聲の形』記念入場券」の発売日は2月12日。ちょうど京阪大津線での「響け!ユーフォニアム」ラッピング電車の貸切イベント後に寄れたので、発売日に購入してきました。(売り切れは無いかなとは思ってたんですが、ガチ勢としてそれなりに必死なんで……)

 プレスリリースをさっくりとしか読んでいなかったので記念きっぷ・記念入場券ともに2種類ずつあることを把握しておらず、会計時に思わぬ出費に戸惑いましたw
yourou_t01
 記念きっぷは大垣と養老の往復乗車券になっています。
yourou_t02
 有効期間は、平成30年3月31日までの往路使用日から2日間とのこと。
yourou_t03
 記念入場券は大垣駅と養老駅の入場券に。
yourou_t04
 記念きっぷにも記念入場券にも券面に発行日が押印されましたので、発売日に購入したという証明になって、わざわざ発売日に来た甲斐があったというもの。

 ところで何でポストカードとクリアファイルは1週間遅れて発売なんですかね……。大垣駅でも発売されるからJR東海さんが潤うだけだと思うんですが……。

 大垣到着時間が遅くて、流石に外を巡る気にはなれなかったんで、駅構内のみを軽く探訪。

 映画「聲の形」のポスターが2種類掲示されています。映画準拠の探訪マップもあり良い感じです。大垣駅内を周る際に早速、使えそう……。
ohgaki_map01
ohgaki_map02
ohgaki_map03
 映画内では健在だったJR東海ツアーズさんですが、昨年10月に行った際は閉店しており、今回遂にBellmart KIOSKに生まれ変わっていました。
ohgaki_s01
 大胆にも県庁所在地駅である岐阜駅を太陽女子高前に変更してしまうセンス。
ohgaki_s02
永塚君に3万円借りたい……。
ohgaki_s03
結絃くんが硝子さんを連れてくるのをお待ちしています。
ohgaki_s04
次回はもっとゆっくりと周りたいですね。

 映画「聲の形」が第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞したことを記念した舞台挨拶が新宿ピカデリーで行われました。

 昨年9月17日に上映開始して以来、数々の舞台挨拶がありましたが、新宿ピカデリーでは、昨年10月13日の山田尚子監督と音楽担当の牛尾憲輔さんのスタッフトーク以来の久し振りのイベント、自分は意外にもヒロイン役の早見沙織さんと山田尚子監督のお二人が登壇された舞台挨拶は未経験でしたので新鮮でした。
koe20170201_1
koe20170201_2
日時:2017年2月1日19:10回上映前
会場:新宿ピカデリー
登壇者:山田尚子(監督)、早見沙織
司会:松竹 向井
※敬称略
 今までどおり、ほぼ自分のメモ用にですがトークショーの様子を纏めてみました。一部聴き逃しやメモ間違い微妙なニュアンスの違い等あるかもしれませんが雰囲気だけでも味わって貰えたら幸いです。

---

司会:ではまず挨拶をお願い致します。

早見:みなさん、こんばんは。硝子役の早見沙織です。昨年9月公開の映画にも拘らず、またこうして年をまたいで2017年になっても挨拶が出来て嬉しいです。

山田:みなさん、こんばんは。監督を務めた山田尚子と申します。本日ご一緒の早見さんとは若干久し振りです。よろしくお願い致します。

司会:第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞を受賞したということですが……。

早見:おめでとうございます。

山田:おめでとうございます。
(お互い向き合って、「おめでとうございます」を言い合ってました)

早見:実は賞を頂いたという実感があまりなくて……。

山田:賞、頂いているんですよね?

早見:おめでとうございます。

山田:おめでとうございます。
(作品に賞を頂いているということなので観に来ている)みなさんもおめでとうございます。

司会:本日、初めて観に来られた方いらっしゃいますか?
(会場からチラホラと挙手あり)

早見:1番大事なこと聞きましたね。

山田:またもう一回くらい舞台挨拶できたらなって話もあったんで、今回実現して良かったです。

司会:受賞を聞いた瞬間はどんな感じでしたでしょうか?

山田:松竹さんからのメールを会社で読んでもらったのですが、最後まで何が受賞したのか作品名が出てこず、京アニはもう一つ、(早見さんが演じられている小笠原晴香)部長が出てる作品(「響け!ユーフォニアム」)もあって、喜びそびれました。

早見;ひょっとしたらメールのタイトルにあったんじゃないでしょうか。

山田:なんかふわっとした、そんな瞬間でした。

司会:映画「聲の形」の舞台挨拶ですが、今まで28回ありまして、その内早見さんは14回登壇されています。

早見:こんなにも舞台挨拶をした作品はないですねー。京都でも舞台挨拶させて頂いたんですよね。

山田:入野さんも京都に来ていただいて。

早見:大垣でも舞台挨拶されたんですよね。私の祖父が大垣出身なんですよ。大垣の舞台挨拶は行けなかったので、代わりに手紙を読んでもらったのですが司会の向井さんが噛んだという風に聞いています(笑)

司会:監督は28回登壇頂いたのですが……。

山田:北海道からその日の内に九州へ移動したり、手話付きで舞台挨拶させて貰ったりと、いろんなことがありました。

司会:本日、来られなかった入野さんから手紙を預かっています。
「会場にお越しの皆さんありがとうございます、入野です。今回は舞台挨拶に行けずすみません。第40回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞おめでとうございます。これが本作品を知るきっかけとなれば嬉しいです。」(途中、噛む場所の指定もあり)

山田:大垣は昨年の10月以来ですね。それ以来、入野さんともお会い出来てないんですよ。お元気なんですよね?

早見:元気ですよ。

司会:あらためて「聲の形」の現場を振り返ってみて如何だったでしょうか?

早見:(劇場版なのでTVシリーズとは違って1回だったのですが)1回で録った現場じゃないと思います。収録は1日半から2日あったはずで、その間、まるまる関わった訳じゃないのですが、とても結びつきが強いように感じました。

山田:私もブースに入ったのですが、凄くまとまっている、一致団結して録っているという印象でした。

司会:監督も初めて一緒にお仕事する方が多かったのですよね。

山田:入野さん含めて殆ど初めての方でした。ご一緒したことあるのは、早見さんや植野役の金子さん、ゆきのさつきさんくらいでした。なので皆さんに対してすごくフラットに接することが出来て、皆さんからもフラットに来てくれた。

早見:作品も心にスッとフラットに入ってくる感じですよね、染み入る感じ。

山田:入野さんも行ってましたが、みんなが同じ方向に向いてやったという感じですね。

早見:上映開始から時間経っても、いろんな人に「観たよ」や「これから観る」と変わらずの反応を頂けます。

司会:お二人にとって映画「聲の形」はどんな作品でしょうか?

早見:………(10秒以上の沈黙)これって放送事故でしょうか。
一言で表すのは難しいですが、インタビュー時は、「聲の形」というのは(「こえ」という)目に見えない形を取り扱っている、形にならない形や見てくださる方の形と様々な形がある、それぞれの形が違うのが面白いというお話しをしました。

山田:とても素晴らしい原作でした。人生をかけて製作にあたった、気持ちも乗っているし、製作スタッフとの出会いも素晴らしかった。人生かけた大切な作品です。

司会:ここで初公開情報があります。
(スクリーンにうまく画像が表示されず)
映画「聲の形」のBlu-rayの発売が5月17日に決定しました。公開記念特番のロングVer.や舞台挨拶の映像も収録されています。

早見:オーディオコメンタリーもあるのですね、楽しみです。

司会:このDTS Headphone:Xというのが凄いんですよ。

〜〜〜
ここからマスコミによるフォトセッション。
司会:みなさんどのくらい観られていますか?
10回以上の方……20回以上の方……30回以上の方……40回以上の方、50回以上の方
(セカイ挙手)
司会:ひょっとして100回とか観られてます?
セカイ:66回です。
山田:今日含めてですか……?
セカイ:あ、はい今日含めて66回です
(この辺、山田監督に話しかけられて頭真っ白になって、あんまりやりとり覚えてないです)
〜〜〜

司会:さて、大変残念ですが、そろそろ終わりの時間になってしまいました。

山田:もうちょっとしゃべりたい……。ここで観ながらオーディオコメンタリーをしましょうか(笑)

司会:ラストシーンは鳴き声しか聴こえない(笑)。

早見:初めて観る人にどれだけ迷惑な……(笑)

司会:では最後に挨拶をお願い致します。

早見:冒頭でも話した通り9月に公開開始した映画が2月になってもみんなと共有できているのがすごく嬉しいです。初めての方も何十回目の方も楽しんで下さい。

山田:映画を観た人の希望の光になればと、スタッフ一同、愛を、人生を込めてつくった作品です。大事なものはまだ冷めていません。初めてご覧になる方にも希望の光を灯せればと思います。幸せな時間を過ごして頂けたら幸いです。

 今回のスタッフトークでは、音楽担当の牛尾さんを迎え、山田尚子監督と映画「聲の形」の音楽づくりについてお話しされました。

日時:2016年10月13日16:30回上映終了後
会場:新宿ピカデリー
登壇者:山田尚子(監督)、牛尾憲輔(音楽)
司会:松竹 向井
※敬称略
koe_talk20161013_1

 今までどおり、ほぼ自分のメモ用にですがトークショーの様子を纏めてみました。一部聴き逃しやメモ間違い微妙なニュアンスの違い等あるかもしれませんが雰囲気だけでも味わって貰えたら幸いです。

---

司会:ではまず挨拶をお願い致します。

牛尾:音楽担当の牛尾憲輔です。よろしくお願い致します。

山田:監督の山田尚子です、よろしくお願い致します。

牛尾:ド平日の日中にすみません。今回、スタッフトークあると知らず、普通に観に来られた方とかいらっしゃいますか?
(客席よりチラホラと手が挙がる)

山田:あ、そうか。舞台挨拶あるって知らない方もいらっしゃるんですね。

牛尾:素敵な映画を観た後で、こんなテンションですみません。もしこの後、用事ある方はこっそりお帰り頂けると傷つかずにすみます。

司会:明るいから(帰ってる人が居たら)分かりますよ。

山田:(牛尾さんは)カッコイイしゃべり方しはりますね。

牛尾:アーティストっぽくね。

司会:まずは牛尾さんに音楽を依頼した経緯について聞いてみたいと思います。

山田:パンフレットの対談でもお話ししていますが、映画「聲の形」をつくるにあたって、頭の中に「agraph」さんの事が浮かびました。
agraphさんというのは牛尾さんの個人ユニット……、でいいんですよね?

牛尾:個人ユニットです、友達いないんで……。

山田:agraphさんの音をつけたら絶対に良いとピンときて、自分の中では「聲の形」=agraphさんでした。
初対面が最悪でしたし、具体的な作家さんを挙げて音楽を発注するのは初めてなので勇気を出しました。

初対面はとあるライブで、共通の友人から牛尾さんを紹介して貰った時に、挨拶(腰を90度に曲げる山田監督の実演入り)して顔をあげたらそこに既に牛尾さんが居なくて、東京のミュージシャン怖いなと思いました。

牛尾:僕も、ここで山田尚子監督に冷たい態度を取られたら、もう作品が観られないということで……。

山田:作品見てくださってると聞いて、怖いけど「聲の形」にはあの方の音楽が欲しいと勇気を出してお願いしました。

司会:2回めにお会いした時はどうでしたか?

山田:いい人でした。

牛尾:面白い人でした。

司会:音楽の発注や、監督の拘ったテーマは何でしょうか?

山田:今回は、お互い作品をどうつくっていくかから話していきました。

牛尾:打ち合わせ後にすぐ「lit」が出来ました。打ち合わせでは、周りのスタッフが?となるような話しばかりしました。「極限」の話(註:パンフレットP18参照)をしてコレだとか。

司会:シーンごとに、ここにはこういう音楽を〜といった形ではなかったんですね。

山田:コンテがあがったところから牛尾さんに送りました。

牛尾:僕も、その時に音楽をつくっていたので、コンテをあえて紙で送って貰いました。

山田:音楽も同時進行で進めていきました。

牛尾:そのコンテを譜面台に立てて、音楽をつくっていきました。

山田:何喋ろうとしたか忘れたんで、何か話してて下さい。

牛尾:無茶振り……。
監督にもレコスタに入ってもらい、仮の映像に音楽をハメていく作業もしました。
具体的な曲のテーマやシーンの発注もなく、音響監督のやるようなこともやりました。

そうだ、この場で糾弾したいことがありました。
小学校の将也のイメージは「ハンバーグ」でという演技指導したと美談にしているでしょう。

山田:何で知ってるんですか?

司会:舞台挨拶で話してますね。

牛尾:あれは、まだ実家で音楽つくってた時に、部屋でラフな格好で音楽つくってたら母親から「ケンちゃん晩ご飯何にする?」って聞かれて「あー、もうハンバーグ」って話をして、それを使われました。ワシの手柄やで。

山田:そうなんですよ、バレてしまった……。
将也をつくったのは牛尾さんです。

牛尾:京都のトークショーでもありましたが、将也の手は僕の手なんですよ。

山田:(キャラクターデザインの)西屋さんが、将也に相応しい、優しい繊細な手を探してて、インターネット上で、ちょうど牛尾さんのライブ映像があがっていて、「この人が音楽担当なのか」「手がキレイだね」と話してて、その後大垣に1週間こもって帰ってきたら、西屋さんの周りに牛尾さんの手がずらっと並んでました。

牛尾:インタビュー写真がバーっと並んでましたよね。
西屋さんにお会いした際に「ほんとキレイですよね」と言われました。

山田:音楽プロデューサーの中村伸一さんも打ち合わせしてる時に「牛尾さんの手キレイですよね」と。
男性をとりこにする手。
その手でピアノ弾くとかズルいですよ。

牛尾:はじめて言われました。
ありがとうございます。

司会:京都でも言ってたんで事実確認になりましたね。

牛尾:音楽では、ピアノの中に居る気がしませんでしたか?
劇場はスピーカーに囲まれてるんで、アプライトピアノの蓋をあけて録音して、それぞれのスピーカーから別々の音が出るように調整しています。
荒く触ったら壊れそうなイメージです。

山田:「聲の形」は将也の物語で、内面にどんどん入ってくようなイメージです。
また硝子の物語でもあるので、体の中で脈打つ鼓動や大きな低音を体中で浴びられたらというイメージです。

牛尾:ちゃんとソリッドに取り込まれてて良かった。

インタビューを受けることって作品を殺す作業で、作品に込めた思いを言葉にすると、それが正解になってしまい、それ以上の意味をもたせられなくなるが、滲んだ、ぼやけた状態でつくれて良かった。

山田:自分も言葉で固定してしまうのが嫌で、一つのものに一つの意味ではなく、周りのものも含めた色んな意味を観て欲しいというのが、自分のフイルムづくりです。

司会:山田監督がラストシーンで悩んでいた際に牛尾さんも悩んでいたそうですが。

山田:会社周りを散歩しながらラストシーンをどうするか悩んでまして、ある時急に、将也が入ってきた瞬間があって、そこに向かって映画をつくっていこうと決めることができました。
一度、京都で牛尾さんと打ち合わせした際に、私が閃いた小さい河原を紹介しました。

牛尾:文化祭での、将也の周りの人の☓が取れたシーンまではかけたが、その後がかけなかった。
河原が凄く良くて、丁度その時は小雨が振っていて、ある人は傘をさし、学生が居てと色んな人が居て、あ、こういう優しい世界があって、もう一度将也に収束していって良いんだなと分かり、将也と同じように泣いてました。
京アニスタッフがよく通る道で、さっき打ち合わせしてた人が、道で泣いてるのを見て、おかしな人だと思われたと思います。

ピアノの雑音も表現しようと、鼻息なんかも入っています。
音響解析を駆使して、ずっと細かい調整をしてノイズを選別していました。
外のコオロギや鈴虫の音も入っていますし、猫の足音も入っています。

山田:「ケンちゃん晩ご飯どうする?」は入っていないの?

牛尾:そこは入っていないです。
これから、もう一度レイトショーでその辺も確認して貰えたら。
おばあちゃんのお葬式のシーンでもノイズが入ってる。

山田:そう、ノイズでリズムをつくっているの良いですよね。

牛尾:最後に不要なノイズが入っていないかチェックした後に、スタッフに「一部ノイズが入っていますが必要な生きたノイズです」とお伝えしたら「全編にノイズ入っていますよ」と返されました。

山田:全身の毛穴から音を感じてますね。

牛尾:レコーディングスタジオで音をつくった後にも、映画館的なスタジオで(各スピーカーからの音を確認しながら)音をつくっていきました。
コンセプトから入って、最後のお疲れ様まで携わりました。
発注された曲を納品してオシマイにはならなかった。

曲をつくっていく上で、山田さんのアイデアが元になったのもありました。
病院で将也が目覚めるシーンのノイズは2人でアイデアを出して、左右(のスピーカー)で音を(将也と硝子に分けるために)変えました。
僕も山田さんもある意味、劇伴の素人だから、素人ならではの発想だと思います。

司会:耳を澄ましてお聴き頂きたいですね。
最後に挨拶をお願いします。

牛尾:平日のお忙しいところありがとうございました。

山田:「聲の形」では音を大事にしたいと思っていたので、牛尾さんにお願い出来て、想像以上に素晴らしい音をつくってもらって、素敵な、純度の高い作品を皆様に届けることが出来て良かったです。
末永くお付き合い頂けたらと思います。
本日はありがとうございました。

 「聲の形」の舞台挨拶・スタッフトークのレポートも一段落したので、ぼちぼち映画を観ての気付きを挙げていきたいと思います。
 なおセカイは、原作については1巻のみ読んだだけですので、ひょっとしたら周知の事実について大真面目に考察している可能性もありますが、その辺はご容赦下さい。こういう風に色々と考えられるのも、その映画の持つ魅力の一つだと思います。

 前置き長くなりましたが、先ずは劇中でしっかりと描かれている月日について考えていきたいと思います。

 劇中の出来事を時系列でざっくりと追ってみましょう。
-----
・将也【小6】
4月10日(木):硝子が転校してくる。
※黒板より
4月16日(水):聞こえの教室の喜多先生がやってくる。
※黒板より
4月22日(火):黒板に硝子の悪口、佐原さんはこの日以前より登校しなくなる。
※黒板より
9月?:「5ヶ月で8個の補聴器が故障・紛失」より
10月8日?:硝子と将也のぶつかり合い
※黒板より(ボケててハッキリとは確認できず)
-----
・将也【高3】
4月15日(火):最終日、硝子と会う
※将也の部屋のカレンダーより
4月22日(火):手話教室へ行くも硝子とは会えず、永束君と友人に
※毎週火曜日に手話教室に硝子が来るとの発言より
4月29日(火):手話教室へ、硝子と会える
※毎週火曜日に手話教室に硝子が来るとの発言より
5月8日(木):川井さんに佐原さんの通う学校を確認
※黒板より
5月?日:硝子、将也に「好き」と告白。
結絃が将也に「鯉大量発生、パン持って来い」メールを送った際の履歴に5月12日(火?)の表示、「今日」・「昨日」・「木曜日」等の表記で無いから、将也とのやり取りからは1週間以上経っていることに。
※二十六夜(三日月を反転させた形)
6月7日:硝子の誕生日(後日判明)
6月?日:川井さんが髪型変える。
※黒板より
6月?日:川井さんと佐原さん再会。
将也が硝子を遊びに誘う。
※三日月
6月?日:みんなで遊園地に。
6月?日:結絃が将也に、硝子と植野の観覧車での盗撮映像を見せる。
※将也の部屋のカレンダーが6月
7月22日(火):橋の上でのぶつかり合い
※黒板より
「来週から夏休み〜」より7月28日(月)から夏休み?
8月?:西宮いと亡くなる
※前夜は満月
8月?:西宮八重子の誕生日
8月?:西宮八重子の誕生日の翌週火曜日が花火大会
9月?:将也目覚める
9月〜10月?:結絃が冬服で、勉強を教わりにやってくる。
9月〜10月?:学祭
-----

 さて、黒板や将也の部屋のカレンダーを見ると日付だけでなく曜日もきちんと記載されていることが分かります。
 高3の将也の時に4月15日が火曜日となるのは、直近ですと2014年が該当します。

参考:2014年(平成26年)カレンダー便利コムTOP

 では小6まで遡ってみましょう。

2014:高3
2013:高2
2012:高1
2011:中3
2010:中2
2009:中1
2008:小6

 上記の通り将也が小学6年生なのは2008年となりますが、劇中では4月10日は木曜日です。そして実際の2008年のカレンダーでもその通りとなっています。カレンダーを合わせるだけですが、こういうところでも手を抜いていないことが分かって嬉しい。

参考:2008年(平成20年)カレンダー
 
 続けて日付がイマイチはっきりとしない箇所についても考えていきましょう。

 硝子が将也に「好き」と告白した日は将也が「つき」と勘違いして空を見上げましたが、その月は二十六夜(三日月を反転させた形)でした。また、結絃の携帯履歴より5月19日以降で二十六夜なのは5月24日(土)なので、この辺が告白した日なのかと推測できます。

参考:月齢カレンダー(2014年5月)

 同様に、将也が硝子を遊びに誘った日は三日月(厳密に言うと夕月くらい)でしたので、この日は6月2日(月)辺りなのかなと推測できます。

参考:月齢カレンダー(2014年6月)

 更に、西宮いとさんが亡くなる晩は満月でしたので、これも同様に橋の上でのぶつかり合いがあった7月22日(火)以降ということから8月11日(月)辺りと推測できます。

参考:月齢カレンダー(2014年8月)

 こうしてみると、一見矛盾なく設定されているようで改めて凄いなと思います。

 余談になりますが、劇中の花火大会のモデルは岐阜新聞大垣花火大会かと思われますが、こちらは例年7月の第4土曜日(または最終土曜日)に実施されるそうです。
 劇中の花火大会は8月に入ってからで、更に何故か平日である火曜日に行われていますので完全に一致では無いですね。

岐阜新聞大垣花火大会

 なお昨年は揖斐川増水の為、8月22日(土)に延期されたみたいです……。

第59回大垣花火大会/岐阜新聞 ぎふチャン 花火シリーズ2015

 映画「聲の形」上映開始1週間にして早くもスタッフトーク付上映会が開催されました。平日開催のMOVIX京都の上映会には残念ながら参加できませんが、新宿ピカデリー分については行ってきました。

映画「聲の形」スタッフトーク付上映会レポート(登壇者:山田尚子)

日時:2016年9月24日16:20回上映開始前
会場:新宿ピカデリー
登壇者:山田尚子(監督)
司会:松竹 向井
※敬称略
koe_talk20160924_3
 今までどおり、ほぼ自分のメモ用にですがトークショーの様子を纏めてみました。一部聴き逃しやメモ間違い微妙なニュアンスの違い等あるかもしれませんが雰囲気だけでも味わって貰えたら幸いです。

---

司会:まずは挨拶をお願いします。

山田:皆さん、こんにちは。京都アニメーションの山田尚子です。
今日はよろしくお願い致します。
雨降っていますね。

司会:9月は晴れた日が2日しか無いそうですよ。
9月17日の公開日は晴れてましたね。
恒例のアレを聞いてみましょうか。

山田:どうやって聞いていけば良いんでしたっけ?
今回が2回めの方。
(客席から挙手)
今回が初めての方。
(客席から挙手、後方が多めな印象)
結構いらっしゃいますね、ありがとうございます。ネタバレできませんね。
5回めの方
(客席から挙手、チラホラと)
まさかいらっしゃらないと思いますが10回目の方
(セカイが挙手)
あ、居ますね。

司会:今回は漫画7巻分の原作があって尺を縮めるという作業があったかと思いますが苦労話はありますでしょうか。

山田:そっか!
これ話すとネタバレになっちゃいますね。
頑張りました、としか(笑)
原作の大今吉時さんもシナリオ会議に参加して頂き純度高い「聲の形」が出来ていると思います。

司会:大今先生と初めて会ってお話しした時の印象は。

山田:作品の話やキャラクターについて、熱量を持って話してくれました。
キャラの特徴や立ち位置について、話されている言葉だけがすべての情報では無く、体中の毛穴を開いて全身で感じようと思いました。
最初は2時間くらい話してもらいましたが、終わった後は体中が大今先生でパンパンになり、体から折角の情報がこぼれ落ちないように気をつけました。

お会いする度に、話されてる言葉だけが全てじゃない、作品の真意、本質を間違いなく汲み取って映画にしなければと思いました。

司会:キャスティングについて、入野さんはどうでした?

山田:オーディションだったんですが、一言目で将也とフラットに向き合ってくださる方だなと思いました。
有名な漫画が原作にあるので、キャラを作りこんでしまうかなと危惧していたんですが、そんな印象は無かったです。17歳の石田将也として演じてくれました。

司会:松岡さんは?

山田:好きなんですよねー。
松岡さんの出演されたドラマを毎週観ていて、小学生の将也を誰にするか考えていた時に、その(松岡さんが演じた)役がスッと入ってきました。その時はアニメの吹き替え経験あると知らなかったんですが、どんな風に演じてくれるか期待しました。

司会:入野さんが松岡さんのアフレコを真剣に観ていたそうですね。

山田:二人ともそこまで意識したつもりはなかったと言っていますが、語尾や音形が凄く似ています。当日の二人は髪型まで一緒でフワッフワッな感じで良い邂逅でした。

司会:硝子は早見さんが演じられていますがどうでしたか?

山田:早見さんとは硝子はどんな人間か、思いが強く、生きてく上での強かな面もあり、自身を責めることもある、匂い立つキャラクターで、凄く可愛い子なんで、そういうところも出せたらいいねとお話しました。

司会:硝子だけ別録りしようかという話もあったそうですが?

山田:音響監督の鶴岡さんから早見さんに、そういう話もしてみましたが、みんなで一緒に居ることを選択されました。結果的に、みんなの中に硝子が居る感じが出て良かったと思います。

司会:このキャラに注目というのはありますでしょうか?

山田:結絃と永束君は、繋ぐものという意味があります。そこに注目して貰えたら。

司会:他の舞台挨拶でも永束君は人気でしたよね。

山田:京アニ社内でも人気で、永束君の原画は取り合いになっていました。大ベテランの方が熱望して、やっと2カット描けました。

司会:永束君だけ、ビックフレンド永束バッヂという単独のグッズもありますよね。

山田:あれ、凄くいいですよね。別会場では売り切れてて。

司会:ピカデリーではまだ売っていますよ。

山田:あとで買いに行こう。

司会:「聲の形」では音にも拘ったそうですが。

山田:(耳が聞こえない)西宮硝子は音をどのように解釈しているか、聞こえではなく振動で、低音を受けた時には体が振動し、脈打つ音や鼓動は音なんだろうなと。
(劇伴担当の)牛尾さんにもその辺を汲みとって頂き、劇伴と効果音が絡み合っています。
音響が良い環境、劇場で観て貰えたら。

司会:その劇伴が収録されたサントラも出ていますよね。

山田:私も買いました。

司会:aikoさんの主題歌はどうでしたか?

山田:心を鷲掴みにされた印象に残る歌です。
硝子と将也の気持ちが乗っていると思うと……。
ピアノで始まりピアノで終わるのが、小学校の時に出会った二人の(ピアノの)練習曲みたいです。
大好きです。

司会:あっという間に時間となってしまいましたが……、良い忘れましたが監督は一人での舞台挨拶は今回が初めてでしたね。

山田:先ほどの回は蓮子さんも居てくれましたが、緊張して暑いです、汗かきました。
映画「聲の形」がたくさんのスタッフの愛情を受けて出来上がりました。初めての方も、そうでない方もあわせて楽しんで貰えたら嬉しいです。

このページのトップヘ