2018年09月

セカイ:うれしい……。

希美:セカイも嬉しい?
私も嬉しくてさー。
この色紙めっちゃいいよね。

 という小芝居挟んでみましたが「『リズと青い鳥』半券キャンペーン」のA賞が当選しました。

「リズと青い鳥」半券キャンペーンの実施が決定!
http://liz-bluebird.com/news/?id=54

 今まで京アニの半券キャンペーンってポストカードさえも当たったこと無かったので感激。

 嬉しくて死にそう……。

 受け取りまでにちょっとしたトラブルや単純に自分が配達時間に不在であることもあって他の方の当選報告から遅れること1週間、本当にたった今受け取ったところです。

 因みに今回はリズと青い鳥のキャラクターからということで迷わず「鎧塚みぞれ」チョイスで応募しました。

 と言うわけで当選した色紙はこちら。
ishihara_sign20180824_1
 かわいい音ゲーマーみぞれを描いてくれたのは石原立也監督。そういえば初の石原監督サインなんですが、日付の隣の丸みたいなのがサインなんですね、かわいい。

希美:君たちそんなにかわいい重要?

 送付状はこんな感じでした。何故か「リツイートキャンペーン」になっているのはご愛敬。
ishihara_sign20180824_2
 と言うわけで、色んな運を使いきってしまった気がするので、今年はもう何も当選する気がしないです。
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 春に続き「りんしゃんかいほー!17」に委託参加します。
今回は、あああさんの「ああ、あの牌?」さんに色々置かせて貰っています。

 何故かサークル主のあああさんは欠席で、委託させて貰ってるだけのセカイが売り子をしているという謎のスペース乗っ取り状態w

りんしゃんかいほー!17
日時:2018年9月23日(日・祝) 11:00-15:00
会場:東京ビッグサイト
スペース:咲10「ああ、あの牌?」

 新刊や新作グッズはありませんが既刊の「神代の国にて〜永水舞台探訪ガイド〜」と駅名標キーホルダー、リザベーションキーグッズ、まいひめマイクロファイバークロス(8bit 風味)を持って行きます。

 あああさんがお品書き作ってくれました。
rin17

あと、うにぱさんの、のどっちのお誕生日お祝い企画もやっています。

 当日はビッグサイトでボクと握手!
mile_oide2s
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 公開を心待ちにしていた山田尚子監督の最新作「リズと青い鳥」ですが、公開初日に各所で舞台挨拶が行われました。

日時:2018年4月21日18:00上映前
会場:横浜ブルク13 シアター4
登壇者:種崎敦美、東山奈央、山田尚子監督、松澤千晶(司会) 
※以下敬称略
blg20180421
 すっかりタイミングを逸してしまいましたが、今までどおりほぼ自分のメモ用にですが舞台挨拶の様子を纏めてみました。微妙なニュアンスの違いや意味の捉え間違い、抜け等あるかと思いますが、雰囲気だけでも味わってもらえたら幸いです。

関連記事:
「リズと青い鳥」完成披露先行上映会 舞台挨拶レポート
http://htt123.blog.jp/archives/1070721785.html
「リズと青い鳥」初日舞台挨拶レポート(新宿ピカデリー1回目)
http://htt123.blog.jp/archives/1071319437.html
「リズと青い鳥」初日舞台挨拶レポート(川崎チネチッタ)
http://htt123.blog.jp/archives/1072467413.html
「リズと青い鳥」山田尚子監督×牛尾憲輔 スタッフトーク付上映会レポート
http://htt123.blog.jp/archives/1071195904.html
「リズと青い鳥」大ヒット御礼舞台挨拶レポート(新宿ピカデリー1回目)
http://htt123.blog.jp/archives/1071215656.html
「リズと青い鳥」大ヒット御礼舞台挨拶レポート(MOVIXさいたま1回目)
http://htt123.blog.jp/archives/1071246816.html
「リズと青い鳥」大ヒット御礼舞台挨拶レポート(MOVIXさいたま2回目)
http://htt123.blog.jp/archives/1071295212.html


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司会:公開初日ということで率直な気持ちをお願いします。

種崎:みなさん、こんにちは。鎧塚みぞれ役の種崎敦美です。
初日最後の舞台挨拶になります。
今日の服のモチーフが「鳥と雲」らしいです。
店員さんに「鳥と雲」と言われて迷わず買いました。

東山:みなさん、こんにちは。傘木希美役の東山奈央です。
今日最後の舞台挨拶です。
今日は希美と同じポニテにしていました。
この動きに注目してください。(後ろを向いてポニテを揺らす)
種崎:観る前のみなさん、この動きを覚えておいて下さい。

東山:今日一日、駆け抜けてきました。
(服は)種さんとお揃いっぽく青にしてきました。
よろしくお願いします。

山田:こんにちは、京都アニメーションの山田です。
ファッションの「青にしようね」会話に入れてなかったです(笑)。
私がいないLINEグループつくってキャッキャしてます?(笑)

東山:監督も手に鳥いますね(鳥を持ってた)。

山田:青い服に赤入ってます。
二人のLINEをハックしました(笑)。

司会:最後なんでテンションハイになっていますが……。

東山:もう一度(「リズと青い鳥」を)観たいです。
良い音響で観たいです。
舞台挨拶ツアー中に観に行きたいなと思います。

司会:上映前ということで直接的(な表現)は無理でもざっくばらんに……、控室での話ですが、みなさんが深読みして山田さんに色々と聴いてました。

山田:今回、みぞれ、希美という2つのお花を愛でて撮った。
そのまま、自然体でいて欲しいなと思って撮った。
示唆的なものやつくり手のメッセージを込めていないと思っていたんですが、女の子の世界を撮ることに夢中でした。
(控室で)質問を受けて「じゃあ、それで」て感じでした(笑)。

東山:水槽のフグのシーンとフルートパートの「フグ」って言われた娘で「フグ」が被っているけど「フグ」に意味があるの?とか質問してました。

山田:「フグ」には意味がなく気持ちの描写をスケッチしている感じです。  
「つくっているもの」と思われたらアウトかなと思ってました。

司会:意図的なアフレコシーンとかあります?

東山:希美の方があるあも。
TVシリーズと違って解像度を上げて二人の気持ちをクローズアップしました。
(希美の)「陽」以外の「陰」にも焦点をあて、そこに込めたところがあるかなと思います。

種崎:みぞれはTVシリーズだとそんなに会話するシーン描かれなかったので、こんな風に希美と会話するんだなと思いました。

山田:今回はみぞれ渾身のギャグシーンもありますしね。
気づかれないまま過ぎてしまいますが……。

種崎:ト書きにも書かれてましたしね(笑)

山田:アフレコ時にも音響監督の鶴岡さんに「みぞれは今、ギャグ言ってるんですよ」って言ったら「だろうな」て(笑)

種崎:収録スムーズだったんで、裏でそんな話してたとは。
本田さんが「いいよ いいよ」って言われるから却って不安になるって気持ちが分かりました(笑)

司会:その時、(役者さんから)出てきたもので表現したかったということでしょうか?

山田:コントロールを如何にしてないものにするかを大切にしたかったです。

司会:他のキャラはどうでしたか?

東山:1本の映画として洗練されているので、初めてユーフォに触れる方にとっては、この娘が主人公だった作品があるっていうくらい風景の一部となっていますね。

司会:視点によってこんなにも違うんだと思いました。

種崎:ユーフォ知らなくても楽しめます。希美、みぞれにフィーチャーしたらこの映画になりました。
この映画として楽しんでもらえたらと思います。

司会:主題歌について、監督はHomecomingsさんに青春を感じたと言っておられましたが?

山田:Homecomingsさん、凄く素敵なバンドでまさかご一緒できるとは思えず、ダメ元で声をかけました。青いものを感じました。
お会いして話すと、そういったことを大事にして、曲をつくる際にも「カメラの置き方が……」とか気にされてて共鳴しました。

(Homecomingsさんの)好きな曲を一つ挙げたら、全く違う、でも好きな曲をつくってくださって凄いなと思いました。

司会:牛尾さんも京都に来られたということですが……。

山田:希美とみぞれの音を捉えたいということで、京都のモデルになった学校まで行きました。

司会:音がついた作品を観てどう思いましたか?

東山:音楽に力入れてるシリーズだが、この映画のためだけにつくられている音楽もあり、映像と音楽がマッチしてる感じがしました。

司会:それこそ足音一つだったり。

種崎:アフレコ前に注目ポイントである足音入ってて、チェックして集中しなきゃいけないんですが心奪われてしまって……。
全部合わさったらミュージカルぽくなってて、想像以上になってて凄かったです。

司会:最後に一言、メッセージをお願いします。

東山:みなさん、初日にお越し頂きありがとうございます。
受け取る方にとって色んな見方があり、初めはみぞれに共感して読み込んでいくのも楽しかったり、青春は遠い昔だった方も、子どもにとっても、違う見方もするし、皆様の感想が楽しみです。
スクリーンで観られるのも今だけですし、楽しんで下さい。

種崎:初日お越し頂きありがとうございます。
観た後の舞台挨拶であれっと思うくらい「二人と同じ気持ち経験あるな」というものが詰まっているので感じ取って貰えたら嬉しいです。
しゃべってお伝えするのが苦手なんですが、監督が言葉にできないことを作品にしたので、私はそれをお芝居にして伝えられたら。

ポップコーンを(映画始まる前に)食べ終わっておけば良かったという感想ありました(笑)

山田:初日お越し頂きありがとうございます。
ポップコーンの咀嚼音をリズムっぽくしていくという楽しみ方もあるかもしれない……楽しそう(笑)
楽しんで下さい。
映画館で観ることに意義のある映画なんで楽しんで下さい。
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 公開を心待ちにしていた山田尚子監督の最新作「リズと青い鳥」ですが、公開初日に各所で舞台挨拶が行われました。

日時:2018年4月21日13:45上映後
会場:川崎チネチッタ チネ8
登壇者:種崎敦美、東山奈央、山田尚子監督、松澤千晶(司会) 
※以下敬称略
citta20180421
 すっかりタイミングを逸してしまいましたが、今までどおりほぼ自分のメモ用にですが舞台挨拶の様子を纏めてみました。微妙なニュアンスの違いや意味の捉え間違い、抜け等あるかと思いますが、雰囲気だけでも味わってもらえたら幸いです。

関連記事:
「リズと青い鳥」完成披露先行上映会 舞台挨拶レポート
http://htt123.blog.jp/archives/1070721785.html
「リズと青い鳥」初日舞台挨拶レポート(新宿ピカデリー1回目)
http://htt123.blog.jp/archives/1071319437.html
「リズと青い鳥」山田尚子監督×牛尾憲輔 スタッフトーク付上映会レポート
http://htt123.blog.jp/archives/1071195904.html
「リズと青い鳥」大ヒット御礼舞台挨拶レポート(新宿ピカデリー1回目)
http://htt123.blog.jp/archives/1071215656.html
「リズと青い鳥」大ヒット御礼舞台挨拶レポート(MOVIXさいたま1回目)
http://htt123.blog.jp/archives/1071246816.html
「リズと青い鳥」大ヒット御礼舞台挨拶レポート(MOVIXさいたま2回目)
http://htt123.blog.jp/archives/1071295212.html
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司会:公開初日を迎えましたが率直な感想と挨拶をお願いします。

種崎:みなさん、こんにちは。鎧塚みぞれ役の種崎敦美です。
初日に劇場に観に来てくださってありがとうございます。
公開初日ということで、ふるさと大分でも観られるんだなと嬉しいです。

東山:こんにちは。傘木希美役の東山奈央です。
みなさん、初めてご覧になったと思います。
みなさんの熱気を感じました。
静かな中にも熱い情熱があったと思います。今日は色々と語り合いたいです。

山田:京都アニメーションの山田尚子です。
(劇場が)広くてびっくりしました。
今日はお越し頂きありがとうございます。
そして広い部屋を宛ててもらいありがとうございます。
今回は終了後でしたよね?

司会:上映後なんで色々と話せますよ。

東山:「みぞれのオーボエが好き」の箇所が個人的に何度もテイクを重ねてて、希美は笑って「ありがとう」って言うんですが、ディレクション時に「(ありがとうの意味は)Thank youではなくNo thank youのありがとう」でって言われて……。みぞれからは「希美のフルートが好き」の言葉が出てこないんですよね。

種崎:そこで察することができての「ありがとう」なんですね。

山田:みぞれは好きと言ったらチャンスとばかりに、堰を切ったように思いを伝えてましたね。

種崎:最後のシーンが別録りじゃなく一緒でしたね。

山田:みぞれが言っていることに対して希美の「それじゃない感」が出て良かった。

東山:みぞれが言う言葉に希美の台詞が被るシーン、(「リズと青い鳥」の)絵本見てても、ソロの練習したシーンも遮られて……

種崎:遮られたのも計算ですか?

東山:無意識です。
最後のシーンは意識的にしていますが……。

山田:希美はみぞれの声を聴くまでに至ってないんですよね。
実は冒頭で「リズと青い鳥」第三楽章のソロを弾くシーン、ピッチが合ってないんですよね。
希美のフルートが合ってないのですが、みぞれの演奏を聴いていない感じが物語っています。

司会:麗奈も言ってましたね。

東山:実際の中の人が……中の人なんて居ないですよ!(笑)
演奏する時のディレクションはどのようにされたのですか?

山田:ピッチずらしてとは言っていないが朝っぽくと言ったら、あんな感じになりました。
タイトル場面のBGMにもなりますし、ピッチ合っているものも準備していたんですが、(ピッチが)合ってない方がしっくりきました。

司会:演奏の描写も、久美子たちのシーンも印象的ですよね。

山田:「我々は、こんなにできるんだよ」と見せびらかすように意識しました。

種崎:みぞれが演奏聴いた後、すぐに窓閉めるの良いですよね。

山田:あの強さは、麗奈だし、見せつけようと思ってやったんだなと思います。

司会:みぞれの(オーボエの)才能は無自覚?

山田:みぞれは希美が居ればいい。自分と希美をつなぐ対象としてオーボエをしてます。
上手い下手には興味がありません。

東山:(その才能が)喉から手が出るほど欲しい希美が居て……。

司会:キャラと切り離すと感情移入できるのは誰ですか?

東山:私はみぞれに、種さんは希美に実感がわきます。
才能への嫉妬、もやもやとしたもの、あの子よりも音楽極めたいのにというモヤッとしたものをなかなか理解できませんでした。
(私自身は)凄い人を見ると手放しで凄いと思っちゃうので、希美を解きほぐすのには時間がかかりました。

種崎:希美の気持ちが分かっちゃうんで、それだけに……。
私は奈央ちゃんみたいに思えなくて、私の方が好きなのに何で?って気持ちがします。

司会:監督はどういうところに共感しますか?

山田:1番近くに居た人が欲しいモノを持ってた時に、うらやましさ、嫉妬はあります。

東山:(自分にも)もやっとした、混ざりあった感情はあるんで、そこを掴み上げて当日はアフレコに臨みました。

司会:希美はみぞれから凄く慕われていますよね。

種崎:最後のシーンで、私なんてってシーンで、そうじゃないって言っちゃいますよね、特別なものを沢山持っているのに……。

山田:(希美もみぞれも)欲しいものをお互いいっぱい持っているが、それがズレている。
音楽やフルートへの執着を希美はまだ捨てきれない。どういう道を選ぶか、まだ選択肢はある。

司会:10年後、二人は美味しくお酒飲めてるでしょうか?

種崎:10年後に、あの頃の狭い世界だからって笑ってるんじゃないかなと、大人だったら逃げるでしょうと。

司会:最後に一言ずつお願いします。

東山:(「リズと青い鳥」を語るには)短すぎる時間ですが、お越しいただきありがとうございます。
ひとまず冒頭のピッチがズレてるシーンについて聴いたので、また観たいなと思いました。
どこのシーン一つとっても意味や思いがある映画ですので、ゆっくり語り合ってもらえたらと思います。
ぜひともまた、劇場に起こし下さい。

種崎:沢山いろんなシーンの話がしたかったが、結局1シーンだけしかできなかったですし、そこもまだ、語りきれてないです。
作品全部で言ったら無限に勝たれますが、冒頭の演奏シーンを確認するためにまた観たいです。
今日はありがとうございました。

山田:皆さん、今日はお越しいただきありがとうございます。
みぞれはお酒強そうだなと思いました(笑)
頭に(事前にチネチッタさんが準備してくれた)シャンパンが焼付きつつ、しっぽりお話できるような作品になったなと思います。
映画館であることに拘った、四方八方から沢山の音を感じて頂けると、映画館で観てもらうと最大のパフォーマンスを発揮するので、沢山の映画館で観てもらえたら嬉しいです。
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