2015年02月

 By always thinking unto them.(いつも新幹線のことばかり考えていた。)
という訳で前回書きそびれた新幹線描写の修正について、そもそも何故、描き間違いが起きてしまったのか更に考察を進めてみましょう。
comics3_shinkansens
 前回記事:「シノハユ」3巻の新幹線の修正箇所とその理由を考察してみた

 咲-Saki-シリーズの背景について、小林立せんせは以前、下記の通りコメントされています。
dreamscape 15.01.13b更新分より引用
> 背景は基本的に私が写真とってるか
> どんな場所かのラフを描いて背景スタッフ様に渡してるので
> 背景スタッフ様はその場所がどこか知らないことも多々あります。

 ということは上記のシーンについても今までと同様、事前に立せんせが準備された写真を元に描かれているはずです。写真を元にしたのに何故、間違いが起きてしまったのでしょうか。順を追って考えてみましょう。

1.写真そのものが間違えていた

 前回も述べましたが、そもそも上りの線路を下りの新幹線が走ることは有り得ません、従ってそのような写真が撮影されるということはありません。

2.「風景だけの写真」、「新幹線だけの写真」と別々に提供され、背景スタッフさんが、その2枚を合成して描いたために、新幹線の16号車/1号車の取り違いが起きた

 新幹線に強い関心を抱いていない人にとっては、N700系の1号車/16号車の外観の大差は分かりません。描き間違いは有り得ます。
 ただ新幹線は1時間に何本も通過しますし、普通に新幹線が走行している写真を背景スタッフに渡せばいいだけの話です。
 むしろ新幹線が走行している写真を渡さないと、風景に新幹線を配置する際に、サイズ感を間違えてしまう可能性もありますし、誤って奥側の線路に走行する新幹線を描いてしまうことも考えられます。よってこれも有り得ないでしょう。

3.「風景上を走行する新幹線の写真」に加え補足資料として「新幹線の車両写真」が背景スタッフに提供された場合

 背景スタッフさんは、先ず大枠を「風景上を走行する新幹線の写真」から描き、更に車両の詳細を「新幹線の車両写真」を参考にしたとしましょう。その際に誤って16号車ではなく1号車の写真が渡されていたら、気付かずにそのまま描いてしまうことは充分に考えられます。今回は恐らく、これで間違ってしまったんでしょう。

 セカイも数ヶ月前のビッグガンガン発売時に、上記シーンについてはスキャンしたものを穴の開くほど見ましたが、写真と見紛うほどに細部までとても細かく描かれているんですよね。このクオリティを維持するためには、ただ単純に1枚写真を渡してオシマイというだけでなく、細部を描く参考となる資料を幾つか渡しているのではないでしょうか。他のシーンについても、複数の資料が立せんせから提供されている可能性はありますね。
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 何やかんやで月に1度は新幹線に乗っているセカイです。なんもかんも京都と京アニが悪い。

 さてさて、ファンには欠かせない立せんせblog、最新ネタではなく恐縮ですが前回更新分にセカイ的に気になる一言がありました。

dreamscape 15.01.30更新分より引用
> そういえばシノハユ3巻の修正を新幹線やら色々したのですが
> これもまた私が気づかないミス残ってるんだろうなー…などと

 本来なら1月30日時点ですぐに「ここを修正するんじゃないかな」と格好良く推理したかったのですが、特に何も思いつくことなく約1ヶ月が経過し「シノハユ」3巻の発売日を迎えてしまいました。

 なのでせめて、修正箇所とその理由くらいは1番乗りで特定してやろうと思い雑誌掲載時原稿とコミックスを比較してみました。
 ぱっと見、すぐには気付かないと思います。
雑誌掲載時:
shinohayu10_04s
コミックス掲載時: 
comics3_shinkansens
 ちょっと拡大してみましょう。
madohikaku
 何と窓ガラスの個数が違います。(雑誌掲載時13個、コミックス15個)
自分も流石にここは全く気にしてなかったです。

 では何故、立せんせはこの箇所を修正したのか整理してみましょう。
まず、この舞台ですが東岡山駅から東に行ったところで、これから新幹線がトンネルに入るところということが分かっています。大三元さんすばらっです。

新幹線に乗ったはやりん(小2)を見送ってきました

※引っ越し先は自分の環境だと写真配置がおかしくなっているので念のために引越元サイトへのリンクしておきます。
新幹線に乗ったはやりん(小2)を見送ってきました

 ぱっと見イメージが付きにくいかと思いますので向きについて注釈も入れてみました。
shinkansen_shinro

 岡山駅の構内図を見ても、21・22番ホームが広島・福岡方面へ、23・24番ホームが新大阪・東京方面となっています。これを分かりやすく図示してみると以下になります。東を左側に持ってきた際、上りの新幹線は手前側の線路を走行することになるわけです。
okayama_terminal
参考:岡山駅構内図

 よって、手前側の線路を走ってるこのシーンは、後ろ側から追っかけ撮影しているのではなく、これから将にトンネルに突入しようとしているN700系(或いはN700A)新幹線の16号車であることが分かります。
※東海道・山陽新幹線は通常、上り先頭車両が16号車、下り先頭車両が1号車となります。

参考:車両のご案内 | JR東海

 さてさて以前自分は下記画像より「はやりん(8)の手前から2番目の座席表示が14番席に見え、従ってこの車両は座席が15番までしかないと言えます。N700系(N700A)で座席が15番までしかないのは7号車・16号車の2両しかないので、そのどちらかにはやりん(8)は乗車したと結論づけられるでしょう。」と考察しました。
shinohayu10_03s
シノハユ第10話「はやり3」鉄ヲタ的考察1
http://htt123.blog.jp/archives/2014-06.html 

 上記画像でも確認出来ますが、新幹線は通常、座席に合わせて窓ガラスを配置していますので15番座席まである7号車・16号車の窓ガラスは15個となります。つまり立せんせは現実と即していないから窓ガラスの個数を15個に修正したわけですね。

 そしてわざわざ新幹線の窓ガラスの個数を修正したということは、はやりん(8)の車内でのシーンとの整合性を取るということがその理由の一つかと推測できます。そうするとこの場合は16号車に乗ったと考えるのが妥当でしょう。

 では立せんせは何故、雑誌掲載時に窓ガラスの個数を13個にしてしまったんでしょうか、最初は気にせず適当な個数で描いてしまったのでしょうか。答えは意外に簡単です。もう一度、「JR東海の車両のご案内」を見てみましょう。そうすると、1号車の座席数が実は13番までとなっていて、必然的に窓ガラスの個数も13個ということが分かります。
 最初にこのシーンを描いた時点では、1号車と16号車を取り違えて描いてしまったんですね。

 それにしても、恐らくこんな小さなコマの窓ガラスの数なんて誰も数えないだろうに立せんせの細かさと拘りにはただただ感服するだけです。 
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 今日は待ちに待った『シノハユ』3巻発売日、しかも最新のビッグガンガンの発売と重なり盆と正月が一緒に来たような目出度さです。

 セカイは「シノハユ」に関しては1巻出た時から「まだ「この娘が1番好きっ!」ってのが無いから、とりあえず全店舗分の特典を集める」ってスタンスです。いや恐らく、最初は気にならなかった娘に途中から急激に転ぶ可能性ってのは低いかと思うんですが……。

 さてさて自分は割と池袋に出やすい所に住んでまして普段の買い物の拠点としています。一時期は毎週乙女ロードに中古のCDを漁りに行ったりしたものです。
 池袋は秋葉原と比べると、咲-Saki-の特典が付く5大店舗(アニメイト、とらのあな、ゲーマーズ、メロンブックス、文教堂、描きおろしじゃないWonderGooは除く)の内、メロンブックスが無く、そのため結局秋葉原まで出向く必要がありました。(文教堂は池袋にも秋葉原にも無し)

 ところが昨年末に情勢が変化しまして、遂に池袋にも念願のメロンブックスが出店する運びとなりました。これで池袋は秋葉原と並び、日本で1番咲-Saki-の店舗特典が揃いやすい駅にランクアップです。

 池袋はどの店もレジが混んでおらずスムーズに購入出来ますので、その点でもオススメですよ。

 なおセカイは普段の生活サイクルで寄る街(臨海女子の舞台近く)に、何故か文教堂が2店もあるので、ここで文教堂特典も無駄なくゲットし、その後池袋に行って難なくコンプの運びとなりました。
shinohayu3
 ちなみに池袋のメロンブックスさんは、秋葉原店さんのような派手な売り方はしておらず、自分が行った時には売り場に出ているのが残り2冊という状態だったので、お祭り気分を味わいたい方は、いつも通り秋葉原に行けばいいんじゃないでしょうか。

 
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 先週、「たまこラブストーリー」のキャストコメンタリーをようやく観ていた際、自分では気づけない興味深い発言があったので自分用にメモ。いや花の名前とか絶対忘れそうなんで……。

 中庭でかんなちゃんが「磁石入りグローブを作るのです…」と、まるでたまこともち蔵に置き換えられるようなS極とN極の話をするシーン、この背景に黄色い花が咲いています。セカイは、たびたび登場するタンポポやひな子さんにお供えされている花といい黄色い花がよく出てくるな〜くらいに思っていました。
mecardonias01
 ところがキャストコメンタリー観賞時「このシーンは台本にちゃんとメカルドニアって花の名前が指定してあるんですよねー、花言葉もちゃんと意味があるんですよ」と言及されてました。

 早速、調べたところ「知性」「思い続ける」がメカルドニアの花言葉だそうです。

GKZ植物事典・メカルドニア・イエロー・クロサイト

 たまこラブストーリーはまさにこの花言葉通り「思い続ける」物語ですね。
たまこは母親であるひなこさんをずっと思い続け、もち蔵は幼いころからずっとたまこを思い続け、そしてこのシーンでの表情の変化が非常に印象的なみどりちゃんもたまこをずっと思い続けている訳です。

 ついでにタンポポの花言葉も改めて確認してたところ「真心の愛」、「思わせぶり」だそうです。「真心の愛」もまた、たまこラブストーリーにぴったりな言葉ですね。

タンポポ - Wikipedia
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 哩さん大好きなセカイです。
 哩は勿論ですが、白水という言葉にも当然反応してしまいます。
お正月に帰省した際は、実家のテレビから流れる駅伝中継で、日清食品の白水監督に過剰反応してしまい困りました。

ニューイヤー駅伝2014特集 > スペシャルインタビュー > 第15回 白水監督
http://sports.nissin.com/rikujo/newyear2014/interview/15th.html 

 それはさておき、日々、松実館でのお勤めに励んでおられる兎来栄寿さんのblogにすばらっな食品の情報が。玄ちゃんと吉野山のすばらっな風景に目を奪われつつ画面を下までスクロールしていくと紹介されてます。
 
松実館勤務108日目 久々に奥千本の夕焼け
http://ameblo.jp/toraieisu/entry-11988424023.html 

 というわけで、兎来さんが紹介されている通り、「しろうずのゆずこしょう」なる新道寺の精神を具現化したようなすばらっな柚子胡椒があることが判明。

しろうずのゆずこしょう

 この柚子胡椒を作られているのが「白水食品工業株式会社」さんという、またまた思わず転職したくなるようなすばらっな会社さん。代表取締役も白水さん、そして所在地が福岡という数え役満。これはもう、実質咲-Saki-と言ってもうんたら〜(略)。

早速、このすばらっな柚子胡椒が欲しいと思いまして調べてみたところ、WebサイトのQ&Aにはこのような記載が。
> Q.スーパーや百貨店で取り扱っていますか?
> A.基本的に当社の商品は業務店向けですのでスーパーや百貨店には出ておりません。
> しかしお得意先の卸問屋様などから出ている事もあるようです。
 
 一般流通はしていないようですが電話で直接注文できるみたいです。
あとは福岡空港売店にも売っているみたいです。セカイは飛行機使わないですが、新道寺探訪のお土産にも如何でしょうか。

商品一覧/注文方法

多分、あるんじゃないかなと思って調べてみたら、楽天でも取り扱っている店舗さんありますね。
無添加・無着色「しろうずのゆずごしょう青 150g」【02P08Feb15】【02P21Feb15】
無添加・無着色「しろうずのゆずごしょう青 150g」【02P08Feb15】【02P21Feb15】
 しろうずのゆずこしょうで、あなたの食卓をすばらっに彩って下さい。
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