映画「聲の形」が東京アニメアワードフェスティバル2017 アニメ オブ ザ イヤー作品賞 劇場映画部門グランプリを受賞したことを記念した舞台挨拶が新宿ピカデリーで行われました。

 2月1日の舞台挨拶から一ヶ月での舞台挨拶。今回は久し振りに山田尚子監督お一人でのお話しとなりました。

日時:2017年3月13日17:40回上映終了後
会場:新宿ピカデリー
登壇者:山田尚子(監督)
司会:松竹 向井
※敬称略
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 今までどおり、ほぼ自分のメモ用にですがトークショーの様子を纏めてみました。一部聴き逃しやメモ間違い微妙なニュアンスの違い等あるかもしれませんが雰囲気だけでも味わって貰えたら幸いです。

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司会:まずは挨拶をお願い致します。

山田:こんにちは。平日のお時間にありがとうございます。監督の山田です。

司会:今回は監督お一人ですが、楽しんでお話しして貰えたら。
さて、「東京アニメアワードフェスティバル2017 アニメ オブ ザ イヤー作品賞 劇場映画部門グランプリ」受賞されて、先程登壇されましたが如何でしたか?

山田:作品賞なので、スタッフと応援してくれたお客さんのおかげで賞を頂くことができました。

司会:登壇された時はそうとう緊張されたみたいですが。

山田:地を這うような低い声で話してしまいました。先に会場には来られなかった新海(誠)さんのコメントが読み上げられたのですが、それが完璧すぎて、自分の挨拶は新海さんの劣化Ver.みたいになってしまいました。

司会:新海さんのは、事前に考えられたコメントですので。

山田:あれには勝てないなと。

司会:監督はこれで29回目の舞台挨拶ですが、今回初めて観に来られたお客さんはいますでしょうか。
(会場から挙手)
山田:結構いらっしゃいますね。毎回半分くらいいらっしゃりますよね、嬉しいです。何でお知りになったんでしょうか。

(客席から):twitterで知りました。

司会:やっぱりtwitterですよ。
皆さん、いっぱい拡散してください(笑)

山田:映画、いつまでやってるんですっけ?

司会:映画は今週末までですが、これからパッケージ化もされますし、そちらもぜひ。

山田:行けなかった地域の方にも観て貰えますね。結局、何館くらいで上映されたんでしょうか?

司会:すぐには出てこないですが、一応全国で上映されたはずです。
さて監督はほぼ1年以上「映画 聲の形」に関わってこられていますが……。

山田:今日でちょうど公開から半年くらいですね。こんなに長く嬉しいです。

司会:今日も来る途中、(舞台挨拶の)思い出話してましたね。

山田:全部一緒にまわりましたね。

司会:大事なところで噛んではいけないので完成披露上映会だけプロを雇いましたが(笑)

山田:早見さんからのお手紙を読み上げている時に噛んだこともありましたよね。

司会:入野さんからの手紙も噛みました。

山田:そんな感じで仲良くやってましたね。

司会:ではここらで本日、初解禁の情報をお知らせしたいと思います。

Blu-ray&DVD | 映画『聲の形』公式サイト

司会:今回はなんと、新規描き下ろしアニメーションが付きます。これはどんなものでしょうか。

山田:aikoさんの「恋をしたのは」、牛尾さんの「speed of youth」にインスパイアされた映像となっています。
具体的には「恋をしたのは」は、硝子と将也の物語で、「speed of youth」は青春っぽく将也とその友達の物語です。

司会:ではほぼ全キャラ出てるんでしょうか?

山田:どうかな?それは観てのお楽しみということで。
おそるおそる、こんなのやってみたいと思っていたけど、出来て嬉しいです。

Blu-ray 初回限定版のジャケットですが、これは白い箱に、透明のケースを差し込む二重構造になっていて、セルが重なった感じでカッコイイです。

将也と波紋は(キャラクターデザインの)西屋さんの描きおろしです。波紋も西屋さんが描いています。水色の色をつけてくれたのは美術監督の篠原さんです。

取材地実景映像「将也の見た景色」は、大垣の映像が収録されていまして、本編とロケ映像をすり合わせてつくりました。

新規音声トラック “inner silence”ですが、Invention no.1とlit(var)を解体再構築して本編全編に収録しています。
バッハのInvention no.1は練習曲でして将也が生きていく練習と重ねています。
当初は、牛尾さんが全編2時間分を弾いてましたが、それを今回、本編に貼り付けました。
(音響監督の)鶴岡さんが、ずっと観てみたいと言ってました。

今回は本編まるまる声と効果音を抜いて “inner silence”を入れています。内側の音、身体の中側の音を再現しています。2時間あるけど、見飽きないです。

司会:今回はDTS Headphone:Xもありますんで音を楽しんで貰えたら。

山田:普通のヘッドホンで大丈夫なんですよね?

司会:オーディオコメンタリーはどうでしょうか?
註:オーディオコメンタリーは下記3種
[山田尚子(監督)×西屋太志(キャラクターデザイン)×石田奈央美(色彩設計)×髙尾一也(撮影監督)]
[早見沙織(西宮硝子 役)×悠木碧(西宮結絃 役)×山田尚子(監督)]
[山田尚子(監督)×牛尾憲輔(音楽)×鶴岡陽太(音響監督)×名倉靖(録音)]

山田:どのセクションの話も面白かったです。
京アニスタッフとも、普段はしない話を出来て楽しかったです。西屋さんや高尾さんはあまり表に出てこないのでお二人の話は貴重ですよ。

早見さんと悠木さんの西宮姉妹のコメンタリーは、お二人本当に仲が良いんだなと思いました。

司会:早見さん、悠木さんのお二人は結局舞台挨拶では一度しか一緒になりませんでしたよね。

山田:収録当日は悠木さんが結絃の髪型で、早見さんが硝子の髪型でした。悠木さんが哲学について語り始めて大変でした(笑)。国交の話とかされて面白かったです。

牛尾さん、鶴岡さん、名倉さんとの音楽の話も面白かったですよ。 鶴岡さんが“inner silence”にめっちゃ惚れてました。
「聲の形」でこんなことさせてくれるポニーキャニオンさん狂ってる(笑)

司会:そんなBlu-rayですが、5/17に発売されます。店舗特典も本日解禁されます。

山田:今日なんですね。

司会:そろそろお時間なんですが、思い残したことはありますか?

山田:音の話なんですが、DTS Headphone:Xの試し音源を牛尾さんが新たにつくってくれました。またメニュー画面用にも牛尾さんの新規音源が追加されています。ポニーキャニオンさんすごい。

司会:あっという間に時間が来てしまいましたが、監督から一言お願いします。

山田:皆さんの応援があったからこそここまで来ることができました。今日、初めて観られた方もパッケージ化した際にはお友達と一緒にまた観て頂けたら嬉しいです。