「聲の形」の舞台挨拶・スタッフトークのレポートも一段落したので、ぼちぼち映画を観ての気付きを挙げていきたいと思います。
 なおセカイは、原作については1巻のみ読んだだけですので、ひょっとしたら周知の事実について大真面目に考察している可能性もありますが、その辺はご容赦下さい。こういう風に色々と考えられるのも、その映画の持つ魅力の一つだと思います。

 前置き長くなりましたが、先ずは劇中でしっかりと描かれている月日について考えていきたいと思います。

 劇中の出来事を時系列でざっくりと追ってみましょう。
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・将也【小6】
4月10日(木):硝子が転校してくる。
※黒板より
4月16日(水):聞こえの教室の喜多先生がやってくる。
※黒板より
4月22日(火):黒板に硝子の悪口、佐原さんはこの日以前より登校しなくなる。
※黒板より
9月?:「5ヶ月で8個の補聴器が故障・紛失」より
10月8日?:硝子と将也のぶつかり合い
※黒板より(ボケててハッキリとは確認できず)
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・将也【高3】
4月15日(火):最終日、硝子と会う
※将也の部屋のカレンダーより
4月22日(火):手話教室へ行くも硝子とは会えず、永束君と友人に
※毎週火曜日に手話教室に硝子が来るとの発言より
4月29日(火):手話教室へ、硝子と会える
※毎週火曜日に手話教室に硝子が来るとの発言より
5月8日(木):川井さんに佐原さんの通う学校を確認
※黒板より
5月?日:硝子、将也に「好き」と告白。
結絃が将也に「鯉大量発生、パン持って来い」メールを送った際の履歴に5月12日(火?)の表示、「今日」・「昨日」・「木曜日」等の表記で無いから、将也とのやり取りからは1週間以上経っていることに。
※二十六夜(三日月を反転させた形)
6月7日:硝子の誕生日(後日判明)
6月?日:川井さんが髪型変える。
※黒板より
6月?日:川井さんと佐原さん再会。
将也が硝子を遊びに誘う。
※三日月
6月?日:みんなで遊園地に。
6月?日:結絃が将也に、硝子と植野の観覧車での盗撮映像を見せる。
※将也の部屋のカレンダーが6月
7月22日(火):橋の上でのぶつかり合い
※黒板より
「来週から夏休み〜」より7月28日(月)から夏休み?
8月?:西宮いと亡くなる
※前夜は満月
8月?:西宮八重子の誕生日
8月?:西宮八重子の誕生日の翌週火曜日が花火大会
9月?:将也目覚める
9月〜10月?:結絃が冬服で、勉強を教わりにやってくる。
9月〜10月?:学祭
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 さて、黒板や将也の部屋のカレンダーを見ると日付だけでなく曜日もきちんと記載されていることが分かります。
 高3の将也の時に4月15日が火曜日となるのは、直近ですと2014年が該当します。

参考:2014年(平成26年)カレンダー便利コムTOP

 では小6まで遡ってみましょう。

2014:高3
2013:高2
2012:高1
2011:中3
2010:中2
2009:中1
2008:小6

 上記の通り将也が小学6年生なのは2008年となりますが、劇中では4月10日は木曜日です。そして実際の2008年のカレンダーでもその通りとなっています。カレンダーを合わせるだけですが、こういうところでも手を抜いていないことが分かって嬉しい。

参考:2008年(平成20年)カレンダー
 
 続けて日付がイマイチはっきりとしない箇所についても考えていきましょう。

 硝子が将也に「好き」と告白した日は将也が「つき」と勘違いして空を見上げましたが、その月は二十六夜(三日月を反転させた形)でした。また、結絃の携帯履歴より5月19日以降で二十六夜なのは5月24日(土)なので、この辺が告白した日なのかと推測できます。

参考:月齢カレンダー(2014年5月)

 同様に、将也が硝子を遊びに誘った日は三日月(厳密に言うと夕月くらい)でしたので、この日は6月2日(月)辺りなのかなと推測できます。

参考:月齢カレンダー(2014年6月)

 更に、西宮いとさんが亡くなる晩は満月でしたので、これも同様に橋の上でのぶつかり合いがあった7月22日(火)以降ということから8月11日(月)辺りと推測できます。

参考:月齢カレンダー(2014年8月)

 こうしてみると、一見矛盾なく設定されているようで改めて凄いなと思います。

 余談になりますが、劇中の花火大会のモデルは岐阜新聞大垣花火大会かと思われますが、こちらは例年7月の第4土曜日(または最終土曜日)に実施されるそうです。
 劇中の花火大会は8月に入ってからで、更に何故か平日である火曜日に行われていますので完全に一致では無いですね。

岐阜新聞大垣花火大会

 なお昨年は揖斐川増水の為、8月22日(土)に延期されたみたいです……。

第59回大垣花火大会/岐阜新聞 ぎふチャン 花火シリーズ2015