映画「聲の形」上映開始1週間にして早くもスタッフトーク付上映会が開催されました。平日開催のMOVIX京都の上映会には残念ながら参加できませんが、新宿ピカデリー分については行ってきました。

映画「聲の形」スタッフトーク付上映会レポート(登壇者:山田尚子)

日時:2016年9月24日16:20回上映開始前
会場:新宿ピカデリー
登壇者:山田尚子(監督)
司会:松竹 向井
※敬称略
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 今までどおり、ほぼ自分のメモ用にですがトークショーの様子を纏めてみました。一部聴き逃しやメモ間違い微妙なニュアンスの違い等あるかもしれませんが雰囲気だけでも味わって貰えたら幸いです。

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司会:まずは挨拶をお願いします。

山田:皆さん、こんにちは。京都アニメーションの山田尚子です。
今日はよろしくお願い致します。
雨降っていますね。

司会:9月は晴れた日が2日しか無いそうですよ。
9月17日の公開日は晴れてましたね。
恒例のアレを聞いてみましょうか。

山田:どうやって聞いていけば良いんでしたっけ?
今回が2回めの方。
(客席から挙手)
今回が初めての方。
(客席から挙手、後方が多めな印象)
結構いらっしゃいますね、ありがとうございます。ネタバレできませんね。
5回めの方
(客席から挙手、チラホラと)
まさかいらっしゃらないと思いますが10回目の方
(セカイが挙手)
あ、居ますね。

司会:今回は漫画7巻分の原作があって尺を縮めるという作業があったかと思いますが苦労話はありますでしょうか。

山田:そっか!
これ話すとネタバレになっちゃいますね。
頑張りました、としか(笑)
原作の大今吉時さんもシナリオ会議に参加して頂き純度高い「聲の形」が出来ていると思います。

司会:大今先生と初めて会ってお話しした時の印象は。

山田:作品の話やキャラクターについて、熱量を持って話してくれました。
キャラの特徴や立ち位置について、話されている言葉だけがすべての情報では無く、体中の毛穴を開いて全身で感じようと思いました。
最初は2時間くらい話してもらいましたが、終わった後は体中が大今先生でパンパンになり、体から折角の情報がこぼれ落ちないように気をつけました。

お会いする度に、話されてる言葉だけが全てじゃない、作品の真意、本質を間違いなく汲み取って映画にしなければと思いました。

司会:キャスティングについて、入野さんはどうでした?

山田:オーディションだったんですが、一言目で将也とフラットに向き合ってくださる方だなと思いました。
有名な漫画が原作にあるので、キャラを作りこんでしまうかなと危惧していたんですが、そんな印象は無かったです。17歳の石田将也として演じてくれました。

司会:松岡さんは?

山田:好きなんですよねー。
松岡さんの出演されたドラマを毎週観ていて、小学生の将也を誰にするか考えていた時に、その(松岡さんが演じた)役がスッと入ってきました。その時はアニメの吹き替え経験あると知らなかったんですが、どんな風に演じてくれるか期待しました。

司会:入野さんが松岡さんのアフレコを真剣に観ていたそうですね。

山田:二人ともそこまで意識したつもりはなかったと言っていますが、語尾や音形が凄く似ています。当日の二人は髪型まで一緒でフワッフワッな感じで良い邂逅でした。

司会:硝子は早見さんが演じられていますがどうでしたか?

山田:早見さんとは硝子はどんな人間か、思いが強く、生きてく上での強かな面もあり、自身を責めることもある、匂い立つキャラクターで、凄く可愛い子なんで、そういうところも出せたらいいねとお話しました。

司会:硝子だけ別録りしようかという話もあったそうですが?

山田:音響監督の鶴岡さんから早見さんに、そういう話もしてみましたが、みんなで一緒に居ることを選択されました。結果的に、みんなの中に硝子が居る感じが出て良かったと思います。

司会:このキャラに注目というのはありますでしょうか?

山田:結絃と永束君は、繋ぐものという意味があります。そこに注目して貰えたら。

司会:他の舞台挨拶でも永束君は人気でしたよね。

山田:京アニ社内でも人気で、永束君の原画は取り合いになっていました。大ベテランの方が熱望して、やっと2カット描けました。

司会:永束君だけ、ビックフレンド永束バッヂという単独のグッズもありますよね。

山田:あれ、凄くいいですよね。別会場では売り切れてて。

司会:ピカデリーではまだ売っていますよ。

山田:あとで買いに行こう。

司会:「聲の形」では音にも拘ったそうですが。

山田:(耳が聞こえない)西宮硝子は音をどのように解釈しているか、聞こえではなく振動で、低音を受けた時には体が振動し、脈打つ音や鼓動は音なんだろうなと。
(劇伴担当の)牛尾さんにもその辺を汲みとって頂き、劇伴と効果音が絡み合っています。
音響が良い環境、劇場で観て貰えたら。

司会:その劇伴が収録されたサントラも出ていますよね。

山田:私も買いました。

司会:aikoさんの主題歌はどうでしたか?

山田:心を鷲掴みにされた印象に残る歌です。
硝子と将也の気持ちが乗っていると思うと……。
ピアノで始まりピアノで終わるのが、小学校の時に出会った二人の(ピアノの)練習曲みたいです。
大好きです。

司会:あっという間に時間となってしまいましたが……、良い忘れましたが監督は一人での舞台挨拶は今回が初めてでしたね。

山田:先ほどの回は蓮子さんも居てくれましたが、緊張して暑いです、汗かきました。
映画「聲の形」がたくさんのスタッフの愛情を受けて出来上がりました。初めての方も、そうでない方もあわせて楽しんで貰えたら嬉しいです。