9月17日(土)からの映画「聲の形」公開を記念して、新宿ピカデリーで「たまこまーけっと」セレクション上映 が行われました。
 「たまこまーけっと」は1、2、9、11、12話の5話が上映され、終了後にはスタッフによる舞台挨拶が行われました。

映画『聲の形』公開記念京都アニメーション特集上映 開催決定!

日時:2016年9月8日20:00〜
会場:新宿ピカデリー
登壇者:山田尚子監督、洲崎綾
司会:松竹 向井
※以下敬称略
tamako_se20160908
 今までどおり、ほぼ自分のメモ用にですが舞台挨拶の様子を纏めてみました。一部聴き逃しやメモ間違い微妙なニュアンスの違い等あるかもしれませんが雰囲気だけでも味わって貰えたら幸いです。

 当日のお二人の衣装は下記をご参考下さい。
---

司会:まずは挨拶からお願いします。

洲崎:ちょっとたまこでやっていいですか?

(たまこ風に)
『皆さん、こんばんは。北白川たまこです。今日は来て頂きありがとうございます。楽しんで下さいね。』

改めて、北白川たまこ役の洲崎綾です。久しぶりのたまこイベントなんで懐かしい話も沢山出来たらと思います。

山田:監督の山田尚子です。今日は短い時間ですがよろしくお願い致します。

司会:久しぶりの「たまこまーけっと」でのイベントですがどうですか?

洲崎:「たまこまーけっと」を大きいスクリーンで観られるのが嬉しいです。
イベントのために改めて見直したら訳も分からず涙が出てきました。私にとっても原点と言える大事な作品です。今日は皆さんと同じ時間を過ごせるのがとても嬉しいです。沢山お話ししたいです。

司会:時間もありますので。

山田:上映する話を1話削って(笑)

久しぶりに洲崎さんに会えて感無量です。洲崎さんは髪も伸びてお姉さんになって都会に染まってしまった(笑)

洲崎:当時は髪が短くて、(今回のような)たまこの髪型ができず、今日はAmazonで急遽、(たまこと同じ髪留め)を買ってきました。

山田:オーディションの時、ショートカットの洲崎さんに目をつけていました。

洲崎:えー、なら髪切ります(笑)

司会:お二人が会われるのは何時以来でしょうか?

山田:P'sライブ以来でしょうか。「こいのうた」歌ってる時、洲崎さん泣いてましたよね。「こまっちまうくらい大好きで」とか怪しかった。

(口笛を吹いて誤魔化す洲崎さん、まさにたまこそのものでした)

洲崎:今日は、久しぶりにお会いするスタッフさんもいるので懐かしいです。

山田:洲崎さんが出町桝形商店街に行かれる度にLINEを貰うので、連絡はあるのですが本物を観るのは久しぶりです。

司会者:他のメンバーとの交流は続いてますでしょうか。

洲崎:直近では田丸氏に会いました。お立ち台で踊ってましたよ。

山田:そういうの、オーディションでは見抜けなかった(笑)

洲崎:家でたまこを観直してたら、もち蔵が(かっこ良くて)田丸氏であることをしばらく忘れてました。
ようやく客観的にたまこを観られました。
たまこは可愛いなと。
あと、モチマッヅィをモチンマィに変えろ辺りのやり取りを、本当にケタケタ笑いながら観ました。

司会:今回上映する話数は山田さんが選ばれたそうですが。

山田:最初、何話上映できるか分からなかったので4話だったらラブストーリーセレクションの1、2、5、9話を、5話だったら1、2、9、11、12話のまーけっとセレクションをと思っていました。まーけっとセレクションは、デラちゃんとたまこの出会いと別れです。異議がある方は今どうぞ。

洲崎:3話がありません。
私だったらこれに、3、5、10話を追加します。

山田:5話を選ぶのは難しかった。

洲崎:Everybody Loves Somebody な話を選んでますね。

会場の皆さんと商店街のかけ声やりたいです。
洲崎:「うさぎぴょこぴょこ」
会場:「うさぎ山」
洲崎:「今日も元気な」
会場:「商店街」
会場:「わ~」

洲崎:今日はデラちゃん出ないんですかね?

司会:今日はサプライズゲストは無いですよ。

洲崎:たまこの資料まとめたファイルを見直してたら、デラちゃんの設定のところに「ディナーショーの時の美川憲一」って書いてあった。
(山崎)たくみさん元気かな、会いたい。

司会:アフレコ現場はどうでしたか?

洲崎:緊張して記憶があまり残ってないです。

山田:深夜帯のアニメにしては珍しい大所帯で、ベテランの方も沢山いらっしゃいました。別録りは無かったですね。

洲崎:新人だけで固まったら良くないだろうとバラバラに別れたら、ベテランの方に挟まれました。

殆どアフレコ経験ない状態だったんで、家でペットボトルをマイクに見立てて、(アフレコ現場で)どのマイクも使えるように練習していたんですが、いざ本番では気を使って頂き専用のマイクをもらえたんですが、時々田丸氏が空気を読まずに私のマイクを使ったり(笑)

山田:アフレコはすごい賑やかでした。

洲崎:12月には私の誕生日を祝ってもらいました。
チューベローズのアロマキャンドルを貰いました。お豆腐屋の川原(慶久)さんが買いに行ったそうです。

先日、長妻樹里が遊びに来ました。
ブリティッシュショートヘアーの猫を撫でにきました。

司会:それぞれの第一印象はどうでしたか?

洲崎:美人だなと。

山田:先ほども言いましたがショートカットがいいなと。
この子がたまこだったらいいなと思ったら、たまこになりました。

洲崎;二人で1、9話のオーディオコメンタリー録った際にも話しましたが、オーディションの時に「チューリップ」を下手そうに歌うってのがありまして。

山田:歌っている様子が幸せそうで、悪く言うとアホっぽくて可愛かったです(笑)
わざと下手に歌っているんですけど、演技と感じさせない自然さがありました。

洲崎:私は生き急いでるタイプなんですが、たまこは、真面目で大らかな子なんで、電車に乗る際、特急に乗るのを止めて各駅に乗るようにしました。

山田:そんな役作りもあるんだなと。

洲崎:たまこ役に決まった時は、渋谷のサイゼリヤで大号泣しました。

司会:「たまこラブストーリー」を制作することが決まった時はどうでしたか?

山田:「たまこまーけっと」の続きがつくれることが嬉しかったです。
「たまこまーけっと」制作は居心地の良い現場でまたやりたいと思っていました。
どうやってかわいくしようか考えました。

あと、誰もがラブストーリーと聞いた時にもち蔵とたまことは思っていなかったのが可哀想だった。

洲崎:新キャラが出るんじゃないかと思っていました。豆大そっくりな人が現れてとか。

山田:豆大といえば、たまこと豆大の頭の形が凄く似ているんですよ、血縁を感じます。

洲崎:コメンタリーの時も出ましたが、OPでセルフ岸本屋さん前で小学生がストッキングを見てるシーンが面白い。

山田:ストッキングをめっちゃ選んでる小学生男子が面白い。OPですのでこれから5回観られますよ。

司会:「たまこラブストーリー」やるときはどういう気持ちでした?

洲崎:「やったー!」というのと「ラブストーリー?」という気持ちでした。
たまこはどっしりしてて芯がブレなかったのに、どうなっちゃうのかと思った。
私も宇宙の入口に立ったみたいになりました。

司会:本日、来られない方に朗報ですが、9月16日(金)19:00から東京MXでの「たまこラブストーリー」地上波初放送が決定しました。

山田:覚えやすい語呂とかないんですか?
(洲崎さんが日付を口に出しながら一所懸命語呂を考える)

司会:あっという間にお時間になってしまいましたが。

洲崎:そこを何とか、上映する話を1話削ったり、OPを全部削ったりしてでも。
本当に「たまこまーけっと」をこうして観られる日が来て、少し(イベントあるんじゃないかと)期待していましたが嬉しいです。
たまこを通して、大事な人や場所が増えました。たまこがくれた出会いに感謝です。

今でもファンから、たまこについて触れられた手紙を貰いますが、その度に声優としてたまこをやれて良かったと思います。
たまこはとてもあたたかい気持ちになれる作品です、皆さんの中の大事な作品であれば嬉しいです。

山田:たまこが新宿ピカデリーで観られるのが感無量で嬉しいです。
「たまこまーけっと」は本当に大事な作品で嬉しいです。
良いこと言いたいけど、思いが大きくてうまく言えません。

9月17日から「聲の形」も始まります。みどりちゃん役の金子有希さんも出てきますので良かったら観て下さい。