何やかんやで月に1度は新幹線に乗っているセカイです。なんもかんも京都と京アニが悪い。

 さてさて、ファンには欠かせない立せんせblog、最新ネタではなく恐縮ですが前回更新分にセカイ的に気になる一言がありました。

dreamscape 15.01.30更新分より引用
> そういえばシノハユ3巻の修正を新幹線やら色々したのですが
> これもまた私が気づかないミス残ってるんだろうなー…などと

 本来なら1月30日時点ですぐに「ここを修正するんじゃないかな」と格好良く推理したかったのですが、特に何も思いつくことなく約1ヶ月が経過し「シノハユ」3巻の発売日を迎えてしまいました。

 なのでせめて、修正箇所とその理由くらいは1番乗りで特定してやろうと思い雑誌掲載時原稿とコミックスを比較してみました。
 ぱっと見、すぐには気付かないと思います。
雑誌掲載時:
shinohayu10_04s
コミックス掲載時: 
comics3_shinkansens
 ちょっと拡大してみましょう。
madohikaku
 何と窓ガラスの個数が違います。(雑誌掲載時13個、コミックス15個)
自分も流石にここは全く気にしてなかったです。

 では何故、立せんせはこの箇所を修正したのか整理してみましょう。
まず、この舞台ですが東岡山駅から東に行ったところで、これから新幹線がトンネルに入るところということが分かっています。大三元さんすばらっです。

新幹線に乗ったはやりん(小2)を見送ってきました

※引っ越し先は自分の環境だと写真配置がおかしくなっているので念のために引越元サイトへのリンクしておきます。
新幹線に乗ったはやりん(小2)を見送ってきました

 ぱっと見イメージが付きにくいかと思いますので向きについて注釈も入れてみました。
shinkansen_shinro

 岡山駅の構内図を見ても、21・22番ホームが広島・福岡方面へ、23・24番ホームが新大阪・東京方面となっています。これを分かりやすく図示してみると以下になります。東を左側に持ってきた際、上りの新幹線は手前側の線路を走行することになるわけです。
okayama_terminal
参考:岡山駅構内図

 よって、手前側の線路を走ってるこのシーンは、後ろ側から追っかけ撮影しているのではなく、これから将にトンネルに突入しようとしているN700系(或いはN700A)新幹線の16号車であることが分かります。
※東海道・山陽新幹線は通常、上り先頭車両が16号車、下り先頭車両が1号車となります。

参考:車両のご案内 | JR東海

 さてさて以前自分は下記画像より「はやりん(8)の手前から2番目の座席表示が14番席に見え、従ってこの車両は座席が15番までしかないと言えます。N700系(N700A)で座席が15番までしかないのは7号車・16号車の2両しかないので、そのどちらかにはやりん(8)は乗車したと結論づけられるでしょう。」と考察しました。
shinohayu10_03s
シノハユ第10話「はやり3」鉄ヲタ的考察1
http://htt123.blog.jp/archives/2014-06.html 

 上記画像でも確認出来ますが、新幹線は通常、座席に合わせて窓ガラスを配置していますので15番座席まである7号車・16号車の窓ガラスは15個となります。つまり立せんせは現実と即していないから窓ガラスの個数を15個に修正したわけですね。

 そしてわざわざ新幹線の窓ガラスの個数を修正したということは、はやりん(8)の車内でのシーンとの整合性を取るということがその理由の一つかと推測できます。そうするとこの場合は16号車に乗ったと考えるのが妥当でしょう。

 では立せんせは何故、雑誌掲載時に窓ガラスの個数を13個にしてしまったんでしょうか、最初は気にせず適当な個数で描いてしまったのでしょうか。答えは意外に簡単です。もう一度、「JR東海の車両のご案内」を見てみましょう。そうすると、1号車の座席数が実は13番までとなっていて、必然的に窓ガラスの個数も13個ということが分かります。
 最初にこのシーンを描いた時点では、1号車と16号車を取り違えて描いてしまったんですね。

 それにしても、恐らくこんな小さなコマの窓ガラスの数なんて誰も数えないだろうに立せんせの細かさと拘りにはただただ感服するだけです。